- Primera División de Argentinaアルゼンチン1部リーグ
ビアンチの仰天補強案 サムエル、テベスをボカに引き戻せる可能性は?
ボカ・ジュニオルスのカルロス・ビアンチ監督が描くオフシーズンの大型補強案
▲ 国内リーグで低迷するチームの再建を掲げるカルロス・ビアンチ監督
2013年の後期リーグで、ボカは思いのほか低迷している。宿敵リーベル・プレートが勝ち点17で3位につけているのに対して、ボカは1勝5分3敗という戦績で勝ち点8の17位に甘んじている。そして先のリーグ戦では格下サン・マルティンを相手に6失点を喫して大敗するお粗末ぶりを露呈した。これを受けてビアンチ監督の中で具体的な補強策が自ずと生まれたようだ。
地元メディアの報道によると、同監督が掲げる理想として名前が挙がったのは以下の4人。いずれも、第一線で活躍する選手ばかりである。
●ワルテル・サムエル (インテルナツィオナーレ・ミラノ:DF)
元アルゼンチン代表の35歳。ニューウェルス、ボカを経てローマ、レアル・マドリー、インテルと欧州のビッグクラブで活躍し続けている。2010年のセリエA最優秀DF賞を受賞した。
●ダニエル・アルベルト・ディアス (アトレティコ・マドリー:DF)
元アルゼンチン代表の34歳。ロサリオ・セントラルでキャリアをスタートし、2007年からはスペインで活躍している。2005年〜2007年、ボカに所属していたことも。愛称の“カタ”は地元の名称カタマルカから。
●フェルナンド・ガーゴ (バレンシア:MF)
アルゼンチン代表の27歳。ボカの下部組織出身で、2006年までボカの中盤を支えていた。レアル・マドリーを経て、現在はベレス・サルスフィエールにレンタル移籍しているが、同選手の権利はスペインのバレンシアが所有している。
●カルロス・テベス (マンチェスター・シティ:FW)
元アルゼンチン代表の29歳。リオネル・メッシが台頭する以前は「マラドーナの再来」と呼ばれていた。2004年までボカの中心選手として活躍し、2005年〜2006年は当時MSI社が大型補強を繰り返していたコリンチャンスでも活躍。
▲ ビアンチ監督の獲得候補に挙がっている4選手。左からワルテル・サムエル、ダニエル・ディアス、フェルナンド・ガーゴ、カルロス・テベス
カルロス・ビアンチ監督が現時点で残した功績を振り返ると、昨年退団したファン・ロマン・リケルメを呼び戻したことと、チームをリベルタドーレスの決勝トーナメントへ導いたことだけ。他の面ではボケンセを喜ばせるだけの仕事をこなしているとは言い難い。
同監督は今年の6〜7月にも移籍交渉に首を突っ込み、候補者の獲得に向けて動き出すつもりのようだが、これだけのビッグネームがこぞって古巣へ復帰するか否かについては未知数だ。
2013.04.18
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