- Campeonato Brasileiro Serie A 2014ブラジル全国選手権 1部 2014
ムリシ・ハマーリョ監督が病状を告白 「当初は深刻に捉えていなかった」
9月25日に緊急入院したサンパウロのムリシ・ハマーリョ監督が病状と自身の今後についてメディアに明かす
▲ 思いのほか深刻な病状であったことを告白したサンパウロのムリシ・ハマーリョ監督
同監督は当初、倦怠感を訴えて検査入院した。胃の周辺に違和感があったとの報道もあったが、実は深刻な病気であることが判明。たいした症状でないと思い込んでいたムリシ・ハマーリョ監督自身も、検査結果に動揺したという。
「私は25日の午前中に自宅で違和感を覚えたのだが、何ともないだろうと思っていた。練習場に着いた午後も違和感は消えなかった。チームドクターに相談すると『病院で検査してもらったほうがいい』と言われたけれど、私はさほど深刻に捉えていなかった」
「念のため病院へ行くと、たくさんの機器がある部屋に連れて行かれた。そこは ICU(集中治療室)で、私は体に挿管されてそこで3日間過ごしたんだ。そのときに恐怖心が芽生えた。あのとき感じた倦怠感は胃痛などではなく、心臓の不整脈だったことを知らされた。ただ医師による懸命な治療のおかげで、二日目の夜には症状がだいぶ良くなっていた。」
ムリシ・ハマーリョ監督は、不整脈と診断されて3日間も ICU(集中治療室)に入っていたことをカミングアウトした。これを受けて一時は仕事(サンパウロの監督)を辞めなければならないかとも考えたという。
「重症であることを受けて、私はいろいろ考えた。2015年まで契約しているサンパウロの監督も、辞任したほうがいいのではないかという思いまでよぎった。しかし今は一時期よりかなり回復しているので、任期まで務めたい気持ちを強く抱いている」
「私は基本的に自分のことをすべて妻に話すんだ。今回の病気のこともすべて妻に話している。連れ添って34年になる妻は、私の考えていることをすべてわかっているから、私に『監督を辞任したほうがいいんじゃないの?』などとは一切口にしない。理解力のある妻が心の支えになっている」
「私が今回の病気を理由にサンパウロの監督を辞任することになったら、そのときは私の病状が悪化していることを意味する。その後私はしばらく入院生活を強いられることになるだろう」
ムリシ・ハマーリョ不在のサンパウロでは現在、ミウトン・クルス氏が監督代行を務めている。
2014.10.06
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