- Campeonato Brasileiro Serie A 2014ブラジル全国選手権 1部 2014
勝ちきれなかったパウメイラス 他が敗れたためセリエA残留が決定
ブラジル全国選手権 最終節 パウメイラス 1-1 アトレチコ・パラナエンセ
▲ ビットーリアとバイーアが負けたためパウメイラスの1部昇格が決まり、天を見上げて腕にキスをする元チリ代表MFホルヘ・バルディビア
アトレチコ・パラナエンセは前半9分に波状攻撃で相手ゴールを脅かすと、その直後に先制。コーナーキックに合わせたヒカルド・シウバのヘディングシュートがゴール左隅に吸い込まれた。1部残留のために勝ち点が欲しいパウメイラスを応援するスタンドでは、どよめきが起こった。
だがパウメイラスは失点を喫してから攻勢を強めると、18分にガブリエウ・ジーアスのシュートがドゥラウシオの左腕に当たってPKを獲得。このPKをエンリーキが冷静に決めると、スタンドを埋めたパウメイレンセ(パウメイラスのサポーター)は大歓声で同点ゴールを祝福した。
その後は一進一退の攻防が続き、互いにチャンスを何度も演出。どちらに追加点が入ってもおかしくない見応えのある試合になったが、1-1 のままタイムアップを迎えた。
パウメイラスは勝ち点1を獲得した一方で、ビットーリアとバイーアがともに敗れたためパウメイラスの16位(1部残留)が確定。試合後、元チリ代表MFホルヘ・バルディビアは次のように心境を語っている。
「今年は長く苦しいシーズンだったから、残留できて私は興奮している。痛めている膝は木曜日まで問題なかったが、金曜日になって痛みが出てきた。私はこの試合に出場するか悩んだが、『重要な試合に出てほしい』という息子の一言が背中を押してくれて、私は今ここにいる。とにかく残留できてホッとしている」
かくして、創立100周年という節目の年に降格する悲劇を免れた名門パウメイラス。瀬戸際で残留したが、来年はチームの底上げが必要だ。
ブラジル全国選手権 2014 最終節 (2014/12/07) | ||
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パウメイラス | 1-1 | アトレチコ・パラナエンセ |
フェルナンド・プラス | GK | ウェベルトン |
ジョアン・ペドロ ルッシオ ナタン (マウリシオ・ビクトリーノ) ビクトル・ルイス |
DF |
マリオ・セルジオ ドゥラウシオ ヒカルド・シウバ ルーカス・オラーザ |
ガブリエウ・ジーアス ヘナット ウェズレイ (ジョナタン・クリスタルド) ホルヘ・バルディビア |
MF |
オタービオ パウリーニョ・ジーアス ナタン (マテウス) マルコス・ギリェルミ |
マジーニョ (パブロ・モウチェ) エンリーキ |
FW |
ドウグラス・コウチーニョ デラトーヒ (ペドロ・パウロ) |
(PK) エンリーキ 19 | ゴール | 09 ヒカルド・シウバ |
ジョナタン・クリスタルド | イエロー カード |
ドゥラウシオ |
ドリバウ・ジュニオール | 監督 | クラウジネイ・オリベイラ |
主審: レアンドロ・ペドロ・ブアーデン 会場: アリアンツ・パルキ (サンパウロ) |
2014.12.07
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