CONMEBOL南米サッカー連盟

南米のクラブチームでプレイする南米のサッカー選手に毎年与えられる「レイ・デ・アメリカ」（南米年間最優秀選手）。2014年に南米大陸で最も活躍した選手として、コロンビア代表FWテオフィロ・グティエレスが最多得票数で選出された。

モンテビデオ市内のホテル・ラディソンで執り行われたこの授賞式は、南米全土の新聞記者、雑誌編集者およびフットボール・ジャーナリストたち計300人による投票で決められるもので、ウルグアイの新聞「「El País」」紙が選考している。今回、テオフィロ・グティエレスの得票数は２位以下を圧倒した。

初の受賞となったテオフィロ・グティエレスは、コロンビア代表としてブラジルW杯にも出場したほか、所属するリーベル・プレートでの活躍が高く評価された。これを受けてアルゼンチンのスポーツ紙「Ole!」は、 Rey de America とテオフィロ・グティエレスの愛称「テオ」を掛けて『Teo de America』なる見出しをつけて報じている。

なお、同賞におけるコロンビア人の選出は1993年のカルロス・バルデラマ以来、21年ぶり2人目の快挙である。ちなみに今年は、上位5人にブラジル人選手が一人も選出されなかった。同賞の得票数トップ5は下表のとおり。

得票数	選手名	所属クラブ	国籍
102票	テオフィロ・グティエレス	リーベル・プレート	コロンビア
39票	カルロス・サンチェス	リーベル・プレート	ウルグアイ
30票	レオナルド・ピスクリーチ	リーベル・プレート	アルゼンチン
18票	チャルレ・アランギス	インテルナシオナウ	チリ
16票	エドウィン・カルドーナ	アトレティコ・ナシオナル	コロンビア

なお、同賞の対象は南米のクラブで活躍した選手に限定されるため、リオネル・メッシ（バルセロナ）やネイマール（バルセロナ）など欧州で活躍している選手は対象外である。