選手全員が蹴った壮絶なPK戦を制したボタフォゴが決勝進出
リオ・デ・ジャネイロ州選手権 準決勝 2nd.Leg ボタフォゴ 2-1 (PK:9-8) フルミネンセ
▲ 壮絶なPK戦を制して決勝進出を果たしたボタフォゴ
1st.Leg を 1-2 で落としていたボタフォゴは、開始5分に先制。浮き球のパスでゴール前に抜け出したホドリーゴ・ピンポンがゴール前に折り返すと、最後はフェルナンデスが無人のゴールにボールを押し込んだ。このとき、ホドリーゴ・ピンポンのポジションはオフサイドだったが副審の旗は上がらなかった。
引き続き相手陣内で試合を進めたボタフォゴは22分、スルーパスでキーパーと1対1になったビウが右足でシュート。一度は飛び出したキーパーに阻まれたが、こぼれ球を左足でゴールに沈めた。この時点でボタフォゴは2試合合計スコアを 3-2 とし、決勝進出に大きく前進した。
ところがフルミネンセは前半のうちに一矢を報いる。42分、ケネジがペナルティエリアでキーパーと接触して転倒すると主審はPKを選択。このPKをジェアンが冷静に決めて、2試合合計スコアは 3-3 のイーブンとなった。
後半は互いにチャンスを決めきれず 2-1 で試合終了。両者の命運はPK戦に委ねられた。
互いに1人目が外して始まったPK戦は、3人目のジェルソンが止められたことによってボタフォゴが有利になったが、ボタフォゴは5人目のジエゴ・ジャレッタが外してしまいサドンデスに突入。6人目以降が全員決め続けたPK戦は11人目のキーパー対決に雪崩れ込んだ。フルミネンセのGKジエゴ・カバリエーリがシュートを大きく浮かせてしまったのに対し、ボタフォゴのGKヘナンは冷静にゴール右下へ流し込み試合終了。
選手全員が蹴った長いPK戦を制したボタフォゴは、「フラメンゴ×バスコ・ダ・ガマ」の勝者と決勝で相まみえる。
リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2015 準決勝 2nd.Leg (2015/04/18) | ||
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ボタフォゴ | 2-1 PK 9-8 |
フルミネンセ |
ヘナン | GK | ジエゴ・カバリエーリ |
ジウベルト ヘナン・フォンセカ ジエゴ・ジャレッタ チアゴ・カルレート |
DF |
ウェウリントン・シウバ グン マルロン ジオバンニ (ヘナット) |
マルセーロ・マットス ウィリアン・アロン フェルナンデス (ルイス・ヒカルド) エウビス (ジェジェ) |
MF |
エジソン ジェアン ビニシウス (マルローニ) ジェルソン ワギネル (ホベルチ) |
ホドリーゴ・ピンポン (ジョビソン) ビウ |
FW | ケネジ |
フェルナンデス 05 ビウ 22 |
ゴール | 43 ジェアン (PK) |
マルセーロ・マットス × ジェジェ ○ ジウベルト ○ チアゴ・カルレート ○ ジエゴ・ジャレッタ × ヘナン・フォンセカ ○ ジョビソン ○ ビウ ○ ルイス・ヒカルド ○ ウィリアン・アロン ○ ヘナン ○ |
PK |
× ケネジ ○ ジェアン × ジェルソン ○ ヘナット ○ マルローニ ○ グン ○ マルロン ○ エジソン ○ ホベルチ ○ ウェウリントン・シウバ × ジエゴ・カバリエーリ |
ルイス・ヒカルド ヘナン |
イエロー カード |
|
ヘネ・シモーイス | 監督 | ヒカルド・ドルブスキ |
主審: ペリクレス・バッソウス・ペガード・コルチス 会場: エスタジオ・ド・エンジェニョン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2015.04.18
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