Primera División de Argentinaアルゼンチン１部リーグ

2月に右足首の手術を決断してから戦列を離れていた元アルゼンチン代表MFパブロ・アイマールが、5月31日に行われた「リーベル vs ロサリオ・セントラル」に後半途中から出場した。2000年12月以来、14年5ヵ月ぶりに古巣へ戻ってきたアイマールがこの日プレイした時間は20分足らずだったが、コーナーキックの際には副審に笑顔でハグするなど最後まで笑顔を振りまきながら試合を楽しんでいる様子だった。

エル・モヌメンタルのベンチから戦況を見つめていたアイマールがピッチに登場したのは、リーベルの1点リードで迎えた後半30分。レオナルド・ピスクリーチに代わって出場すると、サポーターはスタンディングオベーションで35番のユニフォームを身につけたアイマールを歓迎した。

前線に飛び込む場面は少なく、相手のマークが厳しくない中盤で攻守の要として動いたアイマールは、コーナーキックなどセットプレイではキッカーを務めた。試合はその後リーベルが追加点を奪い、2-0 でアイマールの復帰戦に華を添えた。

公式戦の出場が2014年4月21日以来となったアイマールは、試合後記者に囲まれると、笑顔で復帰の喜びを述べた。
「いろいろな感情が入り交じっていて非常に感慨深い。ここでプレイするために戻ってきたから、試合に出られたことを感謝したい」

そしてチームメイトもまた、アイマールの復帰を祝福するコメントを残した。
「再びリーベルのシャツに袖を通したアイマールは35歳という年齢を感じさせない若々しいプレイを見せてくれた。彼とともにプレイする意義は非常に大きい」（MFマティアス・クラネビッテル）

「アイマールの復帰は自分を含めリーベルにとって多くの意味がある。彼の才能は間違いなく必要であり、偉大な選手がピッチに戻ってきたことを嬉しく思う」（MFアリエル・ロハス）

「アイマールが懸命にリハビリを頑張っていたのを知っていたから、彼と同じピッチに立てたことは大きな喜びだ」（DFジョナタン・マイダーナ）

「アイマールの存在は非常に大きく、我々にとってとても重要な選手だ。彼のテクニックはチームに多くのプラスをもたらしてくれるだろう」（FWテオフィロ・グティエレス）

晴れて戦列に復帰したアイマールは、7月中旬に再開するコパ・リベルタドーレス（準決勝）への出場にも意欲を見せている。