Selección Nacional de Paraguayパラグアイ代表

コロンビア戦の逆転勝利で予選突破へ楽観思考になっているパラグアイ 「チャンスはある」

最終節を前に楽観的なムードが出てきているパラグアイ国内の様子
▲ 先のコロンビア戦で逆転勝利を収めたものの、7位と現状では予選突破に厳しいパラグアイ代表だが…
ワールドカップの出場権を争う南米予選も、10日に行われる最終節を残すのみとなった。土壇場での5位以内入線を狙うパラグアイでは、代表チームへの期待感が上昇一途だ。

今回の南米予選でパラグアイは、第5節までは5位以内につけていたが、第6節で7位に転落するとその後は 6〜8位に甘んじている。10月6日現在も7位のままだが、先のコロンビア戦で逆転勝利を収めたことによって予選突破の可能性が高まり、それがパラグアイ国内のポジティブな雰囲気を生み出した。

まずは最終節のベネズエラ戦が行われるエスタディオ・デフェンソーレス・デル・チャコの前売りチケットが、コロンビア戦の勝利以降急激に売上を伸ばした。APF(パラグアイサッカー協会)の報告によると、VIP席まで含めてほぼ完売とのこと。パラグアイ国民による期待感の表れといえる。

パラグアイのスポーツサイト「D10.com」は、コロンビア戦の勝利によって予選突破の確率が高まったことを報じて、「パラグアイにもチャンスはある。勝てば4位以内もありうる」と代表チームを応援する記事を配信。そしてコロンビア戦の翌日に首都アスンシオンに戻って練習を開始した代表の模様を伝えた上で、「今のチームにあるのは自信と楽観」と記載した。

ただ浮かれてばかりではなく、不安要素についても報道。ベネズエラ戦を裁く主審がブラジルのウィウトン・ペレイラ・サンパイオ氏である点に言及して、「昨年の9月で同氏が裁いたウルグアイ戦は 0-4 と大敗した。パラグアイ代表にとっては不利な要素であり、同氏の裁く試合は“負の歴史”を伴う」と懸念を示した。事前にあえて記事にすることで、同主審に公正なジャッジを求める意図があったとも推測されている。

「パラグアイ vs ベネズエラ」がタイムアップを迎えたとき、パラグアイの代表チームと国民を包む感情は歓喜か、それとも落胆か。

2017.10.06

【コンテンツページ】FIFAワールドカップ 2026 メキシコ・アメリカ・カナダ大会 南米予選

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