Copa America 2019 コパ・アメリカ 2019

【2019ブラジルへ行こう!】 エスタジオ・ド・ミネイロン (エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャイス・ピント)

2019コパ・アメリカの舞台 〜vol.3〜 ミナス・ジェライス州 ベロ・オリゾンチ
予定されているコパ・アメリカの試合:  グループステージ4試合 、 準決勝1試合
▲ベロ・オリゾンチの位置
◇ ◇ 歴史 ◇ ◇

ベロ・オリゾンチという名前は、直訳すると「美しい地平線」。街が発展した今日こそ高層ビルが建ち並ぶが、かつてその名が付いた頃のこの土地では美しい地平線が拝めたのだろう。ベロ・オリゾンチは、1897年からミナス・ジェライス州の州都として着実に発展してきた。

ベロ・オリゾンチで最初に産声を上げたクラブチームは、アトレチコ・ミネイロ。1908年3月22日、22人の若者によって「アトレチコ・ミネイロ・フットボール・クラブ」として設立した。のちに現在のクルービ・アトレチコ・ミネイロとなるこのクラブは、1915年に始まったミナス・ジェライス州選手権の初年度に優勝している。

アトレチコ・ミネイロの最大のライバルであるクルゼイロが設立されたのは、1921年1月2日。イタリア系移民によって設立されたクラブチームであったため、クルゼイロは当初「ソシエタ・スポルチーバ・パレストラ・イタリア」(略称:パレストラ・イタリア)という名称だった。そしてその名に倣うように、設立4年後の1925年まではイタリア系移民の入団しか受け付けていなかった。
▲ 夕暮れ時の州都ベロ・オリゾンチ。市街地は綺麗な夜景に変貌する。
第二次世界大戦中の1942年、連合国側についたブラジルの国策によって「イタリア」を連想させる名称の改名が強制されて、パレストラ・イタリアは現在の「クルゼイロ」になった。クルゼイロという名の由来は南半球でしか見られない星座の名前を用いたとされているが、当時のチーム関係者は「パレストラ・イタリア」の名称変更に二の足を踏んでいたそうで、クラブ名の変更に10ヵ月もの月日を要したとも伝えられている。

現在、同州における最大のクラシコは「アトレチコ・ミネイロ×クルゼイロ」だ。しかし、クルゼイロが州選手権を初優勝する1956年以前は「アトレチコ・ミネイロ×アトレチコ・アメリカ」の対決こそが同州最大のクラシコと呼ばれていた。事実、アトレチコ・アメリカ(現在のアメリカ・ミネイロ)は1916年から州選手権10連覇というV9の読売ジャイアンツも顔負けの偉業を達成しており、地元には昔ながらのサポーターが数多く見受けられる。

▲ 周囲を緑に囲まれたミネイロン。近くには綺麗な川が流れている。
州選手権における優勝回数はアトレチコ・ミネイロが44回、クルゼイロが37回と2強が突出している(2018年現在)。だが、リベルタドーレスの優勝経験が1度しかない前者に対して、過去に2度リベルタドーレスを制している後者のほうが優れていると主張するクルゼイロの熱烈なサポーターは少なくない。

同州の2強は、ブラジル全国選手権でも輝かしい記録を残している。アトレチコ・ミネイロは1971年の初代王者であり、一方のクルゼイロは2003年にアレックスらを擁して「勝ち点100」で優勝した驚くべき記録をもつ。

そんな両者のうちクルゼイロがホームスタジアムとするのが、州都ベロ・オリゾンチに佇むエスタジオ・ゴベルナドール・マガリャイス・ピント(エスタジオ・ド・ミネイロン)だ。
こけら落としが1965年であるため、このスタジアムは1950年のブラジルW杯でUSAがイングランドを破る大番狂わせ(ベロ・オリゾンチの奇跡)を起こした舞台とは異なるが、ミナス・ジェライス州のサッカーの聖地として広く親しまれている。

▲ 2014年のワールドカップに合わせてスタンドにかかる屋根が増設されたミネイロン
ミナス・ジェライス州が生んだ最良の選手は、エドゥアルド・ゴンサウベス・ジ・アンドラージ(略称:トスタォン)。クルゼイロのストライカーとして活躍し、当時のブラジル代表にも選出されてペレとのコンビで名を馳せた彼は「白いペレ」の異名をとった。

また、ミナス・ジェライス州の出身ではないが、W杯最多得点記録を持つリオ・デ・ジャネイロ州出身の元ブラジル代表FWホナウドは、クルゼイロでプロのキャリアをスタートさせている。

以上のように様々な逸話が交錯する州の都ベロ・オリゾンチは、多くの人口を抱えるブラジル第4の大都市だ。63年前には「ベロ・オリゾンチの奇跡」が起こった街でもある。ところが、2014年のワールドカップでは準決勝「ブラジル vs ドイツ」でブラジルが 1-7 で敗れる歴史的な大敗となり、このときの一戦は「ミネイロンの惨劇」として後世に語り継がれてしまうほどの、(ブラジル人にとっては)許されざる黒歴史になってしまった。

奇しくも、ミネイロンはコパ・アメリカで準決勝の舞台に選ばれた。ブラジル代表が準決勝をミネイロンで戦うことになるか否かも決まっていない時点での寄稿になるが、忘れたい悪夢を記憶から消すには、ミネイロンで戦うことになったブラジル代表が少しでも多くの点を取って払拭するしかない。

◇ ◇ 交通手段 ◇ ◇

ベロ・オリゾンチに地下鉄は整備されているが、エスタジオ・ド・ミネイロンの近くを通る路線はなく、最も合理的とされる交通手段は大会主催者が運営するシャトルバス。市街地中心部とミネイロンとを往復していて、当日のチケットを提示すればバスの乗車料金が無料になる特典もあるので、積極的に活用したいところである。
他の手段としては、市街地からタクシーでスタジアムへ向かう手段も合理的といわれている。タクシーの初乗り乗車料金は4.1ヘアウ(日本円で約121円)で、距離や時間に応じて加算される料金体系は日本と同じ。平日の21時〜翌朝6時および日曜日と祝日は割増料金が適用される。法外な料金を請求する悪質なタクシーもあるため、そのタクシーがメーター利用か定額かなどを乗車前に確認しておくのが望ましい。チップは不要だが、1ヘアウ未満のお釣りは受け取らないのが一般的。

名称 エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャイス・ピント (エスタジオ・ド・ミネイロン)
収容人数 64,000
コートの広さ 105m×68m
開催予定試合 グループステージ4試合 、 準決勝1試合
ホームチーム クルゼイロ、アトレチコ・ミネイロ、アメリカ・ミネイロ など
街の人口 2,375,444 (2013年統計)
オススメ観光地 セッチ広場、タンクレッド・ネービス国際空港(コンフィンス空港) など
2013.02.01

★コパ・アメリカ 2015 チリ大会の順位表や結果などをチェックしたい方はこちら。

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