高地ラ・パスで引き分けに終わったエクアドル 瀬戸際の4位堅守
FIFAワールドカップ南米予選 第16節 ボリビア 1-1 エクアドル
▲ ボールを巡ってロナルド・ラルデスと競り合うアントニオ・バレンシア(右)
カードが一枚も出なかったこの試合は、両軍合わせて47本ものシュートが乱れ飛んだ。丁寧にボールをつないで攻撃を組み立てたエクアドルに対し、ボリビアはミドルレンジから積極的に何本もシュートを打っていった。前半だけでも20本以上のシュートがあったが、無得点でハーフタイムを迎えた。
後半、先制したのはボリビア。47分、左サイドからのパスを足元で受けたアラスカイタが約28mの距離から左足を振り抜くと、ボールはGKドミンゲスの手を弾いてゴールに吸い込まれた。
しかしボリビアのリードはわずか10分しかもたなかった。57分、モンテーロのドリブルを阻もうとしたロナルド・ラルデスがペナルティエリアで転倒した際に、審判の笛が鳴ってもいないのに故意にハンドをしたとしてエクアドルがPKを獲得。これをカイセードが冷静に決めて、エクアドルが同点とした。
終盤はボリビアの猛攻が続くも、両者にゴールは生まれず 1-1 の引き分けで終了。この結果、エクアドルはかろうじて勝ち点1を獲得して4位をキープしたが、同日勝った5位のウルグアイに勝ち点で並ばれた。1ヵ月後に行われる第17節は4位争いを巡る「エクアドル×ウルグアイ」の直接対決が待っている。仮にそこで敗れてしまうと、エクアドルはプレイオフ出場の5位に転落してしまうことになる。
FIFAワールドカップ南米予選 第16節 (2013/09/10) | ||
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ボリビア | 1-1 | エクアドル |
ロメ・キニョーネス | GK | アレクサンデル・ドミンゲス |
ロナール・ラルデス アブラーム・カブレーラ エドワード・センテーノ |
DF |
ホルヘ・グアグア フリクソン・エラーソ ワルテル・アジョビー カルロス・レアスコ |
ワルテル・ベイサーガ ペドロ・アソーゲ (マルセーロ・モレーノ) アレハンドロ・チュマセーロ (レアンドロ・マイグア) マルビン・ベハラーノ (ハイメ・アラスカイタ) ディエゴ・ベハラーノ |
MF |
ルイス・サリタマ セグンド・カスティージョ (クリスティアン・ノボア) ジェフェルソン・モンテーロ アントニオ・バレンシア |
ファン・カルロス・アルセ ルディ・カルドーソ |
FW |
フェリッペ・カイセード (ホフレ・ゲロン) ハイメ・アジョビー (レナート・イバーラ) |
ハイメ・アラスカイタ 47 | ゴール | 58 フェリッペ・カイセード (PK) |
ハビエル・アスカルゴルタ | 監督 | レイナルド・ルエーダ |
主審: パウロ・セーザル・ジ・オリベイラ (ブラジル) 会場: エスタディオ・エルナンド・シレス (ラ・パス) |
2013.09.10
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