アヤックスが生んだ最高傑作 クラレンス・セードルフが現役引退
元オランダ代表MFクラレンス・セードルフがボタフォゴの退団と自身の現役引退を発表
▲ ボタフォゴのマウリシオ・アスンソン会長(右)から特製の版画をプレゼントされて笑顔のクラレンス・セードルフ
37歳の今も欧州でプレイしていた頃と変わらないパフォーマンスをみせていたセードルフは2013年、ボタフォゴをリオ・デ・ジャネイロ州選手権優勝に導くと、ブラジル全国選手権でも上位に導きリベルタドーレス出場権を獲得した。
選手としての評価はブラジルでも高く、2月にはリオのカーニバルを鑑賞したブラジル代表監督のルイス・フェリッピ・スコラーリ氏が「セードルフをセレソンに招集したい」との思いを述べたこともあった。
▲ ボタフォゴでの1年半を振り返って時折目に涙を浮かべたクラレンス・セードルフ
ボタフォゴの会長と並んで着席したセードルフは流暢なポルトガル語で、ボタフォゴでの1年半を振り返った。時に涙を見せつつも、笑顔の多い記者会見であった。
▲ 記者会見の席では何回も笑顔を見せていたクラレンス・セードルフ(左)
▲ クラレンス・セードルフと笑顔で握手を交わすDFドリア(右)
昨年右サイドバックとして活躍したエジウソン・メンデスは次のように心境を語っている。
「ボタフォゴに移籍した初日から、私はセードルフとともにサッカーをすることで多くのことを学んだ。プレイや技術的なことだけでなく、人としての真摯な姿勢など本当に尊敬できるところばかりだった。彼がボタフォゴを去ってしまうのはとても寂しいし、チームにとっては大きな痛手だけど、笑顔でイタリアに送り出したいと思う。彼ならきっと優秀な監督になると思うし、ヨーロッパで再び成功を収めるに違いない」
今回の退団と現役引退についてクラブ側とは確執も衝突もなく、ボタフォゴの公式サイトでは「OBRIGADO(ありがとう!)」と大々的に掲載。チームのために全力を尽くしてくれたセードルフへの感謝の思いが表現されてある。
2014.01.14
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