2月22〜23日に行われたミナス・ジェライス州選手権の第7節。州都ベロ・オリゾンチで行われたクラシコ「アトレチコ・ミネイロ×アメリカ・ミネイロ」は、アトレチコ・ミネイロが逆転勝利を収めた。

アトレチコ・ミネイロと、同州において創世記に隆盛を誇ったアメリカ・ミネイロとがぶつかるベロ・オリゾンチ伝統のクラシコは、敵地に乗り込んだアメリカ・ミネイロが相手のミスに乗じて先制した。8分、レオナルド・シウバからのバックパスを足元で受けたGKビクトルがオタメンディにパスを出した。ウィリアンが接近してきたことに気づいたオタメンディは慌ててGKビクトルにボールを返そうとするも間に合わず、ウィリアンがボールをインターセプトしてGKビクトルと1対1になった。ウィリアンはビクトルを引きつけて右側にボールを送ると、最後はオビーナがゴールに流し込んだ。

先制して勢いの出たアメリカ・ミネイロは、前半のアディショナルタイムにコーナーキックからオビーナがボレーシュートを決めて 2-0 とリードを広げた。前半の終了を告げるホイッスルが鳴ると、スタンドからはアトレチコ・ミネイロへのブーイングが轟いた。

ところが後半に入ると様相は一変する。ホナウジーニョ・ガウーショを起点として攻撃を組み立てると、55分に右サイドをオーバーラップしたマルコス・ホッシャがグラウンダーのクロスを供給。これをジエゴ・タルデッリが左足でゴールに押し込み、ビハインドを1点に縮めた。

すると主導権は徐々にアトレチコ・ミネイロへと移行する。まずは65分、右からのクロスにジャンピングボレーで合わせたフェルナンジーニョのシュートはクロスバーを叩いたが、セカンドボールに反応したジョがヘディングでゴールに押し込んで 2-2 。
そして73分には、相手のクリアボールをペナルティエリアの手前でインターセプトしたジエゴ・タルデッリが、最終ラインを突破して左足を振り抜き、角度のないところからシュートを決めて逆転に成功した。

試合をひっくり返されたアメリカは85分にワンツーで最終ラインを崩したエンリーキがシュートを打ったが、ボールはニアサイドのゴールポストに嫌われて同点とはならず。2点差を逆転したアトレチコ・ミネイロがクラシコを制した。

ミナス・ジェライス州選手権　2014　第7節　（2014/02/23）
アトレチコ・ミネイロ	3-2	アメリカ・ミネイロ
ビクトル	GK	マテウス
マルコス・ホッシャ ニコラス・オタメンディ レオナルド・シウバ ヘスス・ダトロ （ホジネイ）	DF	マルセーロ・ホーザ （セーザル・ルセーナ） ルーラ ヘナット・サントス （マルセーロ・クリスチャン） ジウソン
ピエーヒ ジョズエ （レアンドロ・ドニゼッチ） ホナウジーニョ・ガウーショ	MF	アンジレイ・ジロット レアンドロ・ゲヘイロ カイオ （ベチーニョ） エンリーキ
ジエゴ・タルデッリ （アレックス） ジョ フェルナンジーニョ	FW	オビーナ ウィリアンス
ジエゴ・タルデッリ　55 ジョ　65 ジエゴ・タルデッリ　73	ゴール	08　オビーナ 45　オビーナ
マルコス・ホッシャ ジョズエ	イエロー カード	マルセーロ・ホーザ ウィリアンス
パウロ・アウトゥオーリ	監督	モアシル・ジュニオール
主審：　クレイソン・ベローゾ・ペレイラ 会場：　エスタジオ・インデペンデンシア　（ベロ・オリゾンチ）