Copa América Centenario 2016コパ・アメリカ 2016

メッシを欠いても層の厚さを見せつけたアルゼンチンがディ・マリアらの活躍で初戦を制す

コパ・アメリカセンテナリオ 2016　グループリーグ第1節　アルゼンチン　2-1　チリ

▲ アンヘル・ディ・マリア（左）とエベル・バネガ（右）の連携で2ゴールを奪ったアルゼンチン

6月6日に行われたコパ・アメリカ。U.S.A.のサンタ・クララで行われた「アルゼンチン×チリ」は、リオネル・メッシを負傷でベンチに温存したアルゼンチンが初戦を制した。

アルゼンチンは立ち上がりから何度か決定機を迎えたが、詰めが甘くゴールを奪えない。対するチリは29分にビッグチャンスを演出したが、ビダルのパスでペナルティエリアに入ったアレクシス・サンチェスのシュートは、キーパーに右手一本で弾き出された。

0-0 で迎えた後半。アルゼンチンは50分に相手陣内でボールを奪うと、エベル・バネガが前線に送ったパスをアンヘル・ディ・マリアがトラップした直後に左足でゴールへと流し込み先制。味方のパスをトラップしてから1秒未満でシュートに持ち込んだ、判断の速さが生んだゴールであった。

さらにアルゼンチンは58分にも高い位置でボールを奪ってカウンターに転じると、マスチェラーノ、ディ・マリアとつないで前線に運び、最後はエベル・バネガが左足でゴールに沈めた。

アルゼンチンは85分にマルコス・ロホのヘディングで相手ゴールを脅かすと、91分にはカウンターからエリック・ラメラが左足でシュートを放ったがキーパーに阻まれてしまう。対する前回王者チリは92分にセットプレイからホセ・フエンサリーダのヘディングでようやく1点を返したが、反撃が遅すぎた。

メッシらを温存しても勝ち点3を得たアルゼンチンに対して、初戦を落としたチリにとっては連覇に向けて厳しい道のりの大会となった。

コパ・アメリカセンテナリオ 2016　グループリーグ第1節　（2016/06/06）
アルゼンチン	2-1	チリ
セルヒオ・ロメーロ	GK	クラウディオ・ブラーボ
ガブリエル・メルカードニコラス・オタメンディラミーロ・フネス・モリマルコス・ロホ	DF	マウリシオ・イスラガリ・メデルゴンサーロ・ハラエウヘニオ・メーナ（ファビアン・オレリャーナ）
アウグスト・フェルナンデスハビエル・マスチェラーノニコラス・ガイタン（マティアス・クラネビッテル）エベル・バネガアンヘル・ディ・マリア（エリック・ラメラ）	MF	マルセーロ・ディアスチャルレ・アランギス（ホセ・フエンサリーダ）エドゥアルド・バルガス（マウリシオ・ピニージャ）アルトゥーロ・ビダルジャン・ボーセジュール
ゴンサーロ・イグアイン（セルヒオ・アグエロ）	FW	アレクシス・サンチェス
アンヘル・ディ・マリア　50 エベル・バネガ　58	ゴール	93　ホセ・フエンサリーダ
アンヘル・ディ・マリアマルコス・ロホ	イエローカード	アルトゥーロ・ビダルマウリシオ・イスラガリ・メデルジャン・ボーセジュールホセ・フエンサリーダ
ヘラルド・マルティーノ	監督	ファン・アントニオ・ピッチ
主審：　ダニエル・フェドルスク　（ウルグアイ）会場：　リーバイス・スタジアム　（サンタ・クララ）