- Campeonato Paulistaカンピオナート・パウリスタ
監督への不満を抱えてフラメンゴを退団したエメルソンは現役続行を希望
元浦和レッズのFWエメルソンの現況
▲ 元浦和レッズのエメルソンは38歳の現在も現役続行を希望して移籍先を探している
自身がまだ21歳だった2000年にコンサドーレ札幌で31ゴールの大活躍をみせ一躍脚光を浴びたエメルソンは、翌年に川崎フロンターレへ移籍し、その後浦和レッズへと移籍した。浦和レッズでエメルソンが残した活躍については記すまでもないだろう。
オイルマネーに揺れて一時中東に渡ったエメルソンは、その後カタール代表なども経てブラジルでのキャリアを再開。30代になっても身体的な衰えはなく、2011年から在籍したコリンチャンスでも活躍した。そして2015年6月からは、過去に在籍した名門フラメンゴで現役を続けてきた。
2016年、元サンパウロ監督のムリシ・ハマーリョ体制で臨んだフラメンゴは、同年7月に指揮官をゼ・ヒカルド氏に変更した。この監督人事は、のちにエメルソンの不満を生み出すこととなった。エメルソンは、自身がフラメンゴにいた2016年を次のように振り返っている。
「ゼ・ヒカルドは素晴らしい監督だが、昨年のブラジレイロンでも首位と勝ち点差1まで詰め寄って優勝するチャンスまであったのに(優勝)できなかったのは、監督の失敗ともいえる」
※…2016年のブラジレイロンで、フラメンゴが首位パウメイラスとの勝ち点差を1に縮めた試合はこちら。
フラメンゴがリーグ優勝を逃した昨年、エメルソンは上半期に率いていたムリシ・ハマーリョ元監督とのほうが戦術面で合致するところが多かったようで、「私がやりやすかったのはムリシだった。ただ、監督の変更に関係なく、偉大なフラメンゴで選手生活を送れたことに感謝している」と振り返っている。
かくして昨年末にフラメンゴを退団したエメルソンには、すでにブラジル国内の複数のクラブチームからオファーが届いている。あと1年以上は選手生活を送りたがっているエメルソンに対し、現時点で最も魅力的な条件を提示しているのはバイーア州の名門バイーアだという。
エメルソンの代理人を務めるヘイナウド・ピッタ氏は「移籍先を急いで決めるつもりはない。エメルソンの能力が最も生きる環境を検討中だ」と述べるに留めている。
2017.02.16
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