CONMEBOL Libertadores 2018コンメボル・リベルタドーレス 2018

4月11日に行われたコンメボル・リベルタドーレスのグループリーグ第3節。ブラジルのサンパウロで行われた「パウメイラス×ボカ・ジュニオルス」は、ボカが追いついて引き分けに持ち込んだ。

フェリッピ・メロは立ち上がりにラフプレイでないアクションがイエローカードを取られた一方、16分にはピンチで相手のフリーキックを右足で蹴り出し、ゴールを守る一幕も。そんな中でパウメイラスは前半のアディショナルタイムに相手ゴールを脅かしたが、ドゥドゥが右サイドへ送ったボールに合わせたルーカス・リーマのシュートは、ゴール右隅を狙ったものの惜しくも枠を捕らえられなかった。

0-0 で迎えた後半、パウメイラスは67分にビッグチャンスを演出するも、ケーノのアーリークロスがフランク・ファブラのブロックを誘って最後はブルーノ・エンリーキが右足を振り抜いたが、キーパーの頭上を狙ったシュートは浮いてしまった。対するボカは、膠着状態を打破しようと69分にコロンビア代表FWエドウィン・カルドーナに代えて元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスを投入。そのテベスはピッチに入るや否や、フェリッピ・メロと口頭で何かを言い合っていた。

77分にはサイドライン際でのボールを巡ってチアゴ・マルチンスとレオナルド・ハラが言い合う場面も見られた試合。両者の気迫が空気を引き締めた中で、89分に待望の先制点を奪ったのはパウメイラスだった。レオナルド・ハラが最終ラインでボールを空振りすると、目の前でルーズボールを拾った元ベネズエラ代表MFアレハンドロ・ゲーラが右足のアウトサイドキックで中央に低めのクロスを上げて、ケーノが右足で合わせてゴールに流し込んだ。

終盤に生まれた先制点によってパウメイラスの勝利は決定的かと思われたが、ボカは残り少ない時間でスコアをタイに戻した。91分、最終ラインからのフィードに対してアントニオ・カルロスが右足を高く上げるも空振りすると、ペナルティエリアの左側でトラップしたクリスティアン・パボンがゴールエリアに折り返してテベスのゴールをお膳立て。テベスのボレーシュートはゴールネットに直行しなかったが、クロスバーの下に当たって跳ね返った上でゴールラインを割ってのゴールとなった。

負けなかったことで首位を守ったパウメイラスだが、勝利を取りこぼした内容。敵地で敗北を免れたボカは、次の第4節で勝利を収めればグループ首位に浮上できる。注目の 2nd.Leg は4月25日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われる。

コンメボル・リベルタドーレス 2018 グループリーグ第3節　（2018/04/11）
パウメイラス （ブラジル）	1-1	ボカ・ジュニオルス （アルゼンチン）
ジャイウソン	GK	アグスティン・ロッシ
マルコス・ホッシャ アントニオ・カルロス チアゴ・マルチンス ジオゴ・バルボーザ	DF	レオナルド・ハラ パオロ・ゴルツ （サンティアゴ・ベルジーニ） リサンドロ・マガジャン フランク・ファブラ
フェリッピ・メロ ブルーノ・エンリーキ （アレハンドロ・ゲーラ） ルーカス・リーマ （モイゼス）	MF	ウィルマール・バリオス パブロ・ペレス エマヌエル・レイノーソ （フリオ・ブッファリーニ）
ケーノ ミゲル・アンヘル・ボルハ （ウィリアン） ドゥドゥ	FW	クリスティアン・パボン ラモン・アビラ エドウィン・カルドーナ （カルロス・テベス）
ケーノ　89	ゴール	90+1　カルロス・テベス
フェリッピ・メロ ケーノ	イエロー カード	リサンドロ・マガジャン
ホージェル・マシャード	監督	ギジェルモ・バロシュケロット
主審：　アンドレス・クーニャ　（ウルグアイ） 会場：　アレーナ・パウメイラス　（サンパウロ）