CONMEBOL Sudamericana 2018コンメボル・スダメリカーナ 2018

11月28〜29日に各地で行われたコンメボル・スダメリカーナの準決勝 2nd.Leg 。コロンビアのバランキージャで行われた「アトレティコ・ジュニオール×インデペンディエンテ・サンタフェ」は、アトレティコ・ジュニオールが勝利を収めて決勝進出を果たした。

1st.Leg を 0-2 で落としているインデペンディエンテ・サンタフェは6分、18分とセットプレイから強烈なシュートをお見舞いしたが、いずれもゴールネットを揺らせなかった。一方、22分にコーナーキックを得たアトレティコ・ジュニオールは、セカンドボールをハメス・サンチェスが低く鋭いクロスでゴール前に戻すと、キーパーの手に当たったボールをテオフィロ・グティエレスがゴールに押し込んだ。線審がすぐに旗を上げて、インデペンディエンテ・サンタフェのイレブンはオフサイドないしはテオフィロのハンドを主張したが、VARによる確認の結果はそのどちらでもなく、テオフィロのゴールが認められた。

アトレティコ・ジュニオールは34分にワンツーでペナルティエリアに入ったテオフィロ・グティエレスが、ハルラン・バレーラに後ろからユニフォームを引っ張られて転倒。ところが、このファウルで得たハメス・サンチェスのPKは、キーパーにコースを読み切られて外へ弾かれてしまうと、さらに43分にはボールの落下地点でカルロス・アルボレーダが飛び上がった直後に後頭部を抑えて倒れると、主審はテオフィロ・グティエレスが肘打ちをしたとしてレッドカードを突きつけた。スローVTRで見ると、テオフィロ・グティエレスは肘でも手でも叩いてはおらず軽く触れただけで、アルボレーダは触れられてもいない後頭部を抑えた演技であったが、主審はアルボレーダの演技をまんまと信じ込んでのジャッジを下してしまった。この結果、テオフィロ・グティエレスは決勝 1st.Leg を欠場することとなった。

後半、残り45分間で3点を取らなければならないインデペンディエンテ・サンタフェは、立ち上がりから前がかりに攻めた。対するジュニオールは、58分にアルボレーダのスローインを妨害したガブリエル・フエンテスに2枚目のイエローカードが出て二人少なくなった。しかし、インデペンディエンテ・サンタフェは数的有利を生かせずノーゴール。さらには自分たちも退場者を二人出して、準決勝での敗退が決まった。

アトレティコ・ジュニオールは決勝で、ブラジルのアトレチコ・パラナエンセと対戦する。

コンメボル・スダメリカーナ　2018　準決勝 2nd.Leg　（2018/11/29）
アトレティコ・ジュニオール （コロンビア）	1-0	インデペンディエンテ・サンタフェ （コロンビア）
セバスティアン・ビエーラ	GK	ミゲル・ソリス
マルロン・ピエドライータ ジェフェルソン・ゴメス ラファエル・ペレス ガブリエル・フエンテス	DF	カルロス・アルボレーダ （ファクンド・ギチョン） エクトル・ウレーゴ カルロス・エナオ （アルレイ・ロドリゲス） レイビン・バランタ
ルイス・ナルバエス ビクトル・カンティージョ ハルラン・バレーラ （ダビ・ムリージョ） ハメス・サンチェス	MF	ファン・ダニエル・ロア （エルナン・ブルバーノ） ジェイソン・ゴルディージョ バルドメーロ・ペルラーサ
テオフィロ・グティエレス ルイス・ディアス （ジョニー・ゴンサーレス）	FW	ディエゴ・グアスタビーノ ウィルソン・ダビ・モレーロ ルイス・セイハス
テオフィロ・グティエレス　22	ゴール
ルイス・ナルバエス ガブリエル・フエンテス ジェフェルソン・ゴメス ビクトル・カンティージョ	イエロー カード	カルロス・エナオ ファン・ダニエル・ロア アルレイ・ロドリゲス
テオフィロ・グティエレス ガブリエル・フエンテス	レッド カード	アルレイ・ロドリゲス ディエゴ・グアスタビーノ
フリオ・コメサーニャ	監督	ギジェルモ・サンギネッティ
主審：　パトリシオ・ロウスタウ　（アルゼンチン） 会場：　エスタディオ・メトロポリターノ　（バランキージャ）