- Campeonato Paulistaカンピオナート・パウリスタ
パトの今月中の母国復帰は消滅 とりわけ熱心なサントスは年末に再度オファーを出すと公言
アレシャンドレ・パトのブラジルサッカー界復帰に関する続報
▲ 天津権建との契約期間満了へ舵を切ったと報じられたアレシャンドレ・パト
パトに対しては、同選手自身の古巣でもあるサンパウロを初め、サントス、パウメイラス、アトレチコ・ミネイロと複数のクラブチームが関心を示していた。だが、サンパウロは19日にもパトの獲得断念を表明。サンパウロのエグゼクティヴディレクターを務める元ブラジル代表MFライー氏は、「ミッドフィルダーかサイドバックの補強が優先」とその理由を説明した。
他のクラブチームのうち、とりわけ熱心だったのはサントス。アルゼンチン人のホルヘ・サンパオリ監督はパトを「アスリート」と称し、即戦力として真剣に獲得を考えていた。そしてサントスのジョゼ・カルロス・ペレス会長は500万ヘアウ(日本円で約1億4,700万円)の年俸をパトに支払う構想まであったことを明かした上で、「天津権建との契約満了を迎えるタイミングでもう一度オファーを出す」とも公言している。
この結果、パトは契約期間が2019年12月までとなっている天津権建に残ることとなった。パト自身は今月中の契約解除を求めていたが、クラブ側がその要求に応じなかったとみられる。
◆ アレシャンドレ・パト
- 本名:
- アレシャンドレ・ホドリゲス・ダ・シウバ
- 生年月日:
- 1989年9月2日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(パラナー州パト・ブランコ)
- 身長:
- 180cm
- ポジション:
- フォワード
4歳で始めたフットサルで技術を磨き、12歳で入団したインテルナシオナウの下部組織でも異彩を放ち、16歳ではカンピオナート・ガウーショ U-20 で得点王に輝いた。2006年に17歳でトップチームに昇格すると、同年のFIFAクラブワールドカップでは肩でリフティングするドリブルでその存在を世界中に知らしめた。2007年8月にミラン(イタリア)へ渡ると、ゴールを量産する活躍を数年みせていたが、2010年に起こした肉離れを境に負傷癖がついてしまい、出場機会が激減。そして2013年に母国での再起を図り、コリンチャンスへ完全移籍した。翌2014年にサンパウロへレンタル移籍すると、コリンチャンス時代以上の活躍を披露。1年半でチェルシー(イングランド)へ移籍したが、サンパウリーノ(サンパウロのサポーター)のハートをわしづかみにした。その後ビジャレアル(スペイン)を経て、2017年からは天津権建(中国)へ移籍して、2019年3月に古巣サンパウロと4年契約で戻ってきたが、2020年8月19日付でサンパウロとの契約を解除した。2021〜2022年はオーランド・シティ(U.S.A.)に加入し、2022年11月14日に退団を発表していた。ブラジル代表。
2019.02.09
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