Friendly Match親善試合

6月9日に行われた国際親善試合。ブラジルのポルト・アレグレで行われた「ブラジル vs ホンジュラス」は、ガブリエウ・ジェズスの2ゴールなどでブラジルが圧勝した。

立ち上がりにいきなり最初のチャンスを作ったブラジルは、攻撃の手を緩めずワンサイドゲームを演出した。まずは6分、右サイドを崩してヒシャリソンがクロスを上げると、ガブリエウ・ジェズスがヘディングでゴールに押し込んだ。ゴールが決まる直前に両チームの選手同士によるチャージがあったため、主審は一旦ゴールを取り消したが、VARと無線で連絡をとった上でガブリエウ・ジェズスのゴールを認めた。

15分にコーナーキックに合わせてニアサイドに飛び込んだチアゴ・シウバがヘディングシュートを決めてリードを広げたブラジルは、35分にヒシャリソンがペナルティエリアで倒されてPKを獲得すると、フィリッピ・コウチーニョがPKを決めて 3-0 とした。42分にはコウチーニョが右足で打ったシュートがポストを直撃するなど、前半だけでもブラジルは怒濤の攻撃ですでに勝負を決していた。

後半もブラジルは攻撃の手を緩めず、立ち上がりの47分にゴール前へのフィードをヒシャリソンがヘディングで左へ落とすと、ガブリエウ・ジェズスが角度のないところから左足でシュートを決めて 4-0 。そして56分には、カウンターを仕掛けてドリブルで前進したデイビッジ・ネリスが、ゴールエリアの角に達したところで左足のアウトサイドキックでキーパーの脇をすり抜けるシュートを決めて 5-0 とした。

なおもブラジルの猛攻は止まらず、65分には途中出場のホベルト・フィルミーノがドリブルで最終ラインを突破してループシュートを決めると、70分にはエベルトンがゴール前に折り返したボールをヒシャリソンが右足でゴールに押し込み、トドメを刺した。

負傷して代表を離脱した代わりとして追加招集されたウィリアンは、調整途上でベンチにも入らなかったが、ホンジュラス相手に格の違いを見せつけた。自国開催のコパ・アメリカ開幕に向けて、態勢万全といえそうだ。

国際親善試合　（2019/06/09）
ブラジル	7-0	ホンジュラス
アリソン・ベッケル	GK	ルイス・ロペス・フェルナンデス
ダニエウ・アウベス マルキーニョス （エデル・ミリタン） チアゴ・シウバ （ミランダ） フィリッピ・ルイス	DF	フェリックス・クリサント エンリ・フィゲロア マイノル・フィゲロア エミーリオ・イサギーレ （エベル・アルバラード）
アルトゥール （アラン） カゼミーロ （フェルナンジーニョ） フィリッピ・コウチーニョ （エベルトン）	MF	ルイス・ガリード （エクトル・カステジャーノス） ブライアン・アコスタ （ミチャエル・チリーノス） アレハンデル・ロペス （ブライアン・ベッケレス） アルベルト・エリス ロメル・キオート
ヒシャリソン ガブリエウ・ジェズス （ホベルト・フィルミーノ） デイビッジ・ネリス	FW	ロヘル・ロハス （ホルヘ・アルバレーシ）
ガブリエウ・ジェズス　06 チアゴ・シウバ　13 （PK）　フィリッピ・コウチーニョ　37 ガブリエウ・ジェズス　47 デイビッジ・ネリス　56 ホベルト・フィルミーノ　65 ヒシャリソン　70	ゴール
カゼミーロ	イエロー カード	ロヘル・ロハス アルベルト・エリス
	レッド カード	ロメル・キオート
チッチ	監督	ファビアン・コイート
主審：　ダニエル・フェドルクス　（ウルグアイ） 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）