Copa América 2019コパ・アメリカ 2019

6月14日からブラジルで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。21日にバイーア州の州都サウバドールで行われたグループCの第2節「エクアドル vs チリ」は、アレクシス・サンチェスのゴールなどでチリが連勝した。

試合は、7分にチリが先制。コーナーキックのこぼれ球を、ホセ・フエンサリーダが右足でゴール右隅にシュートを決めた。

追いかけるエクアドルは、24分にジェグソン・メンデスがペナルティエリアでキーパーと交錯して転倒すると、このファウルで得たPKをエネル・バレンシアが決めて 1-1 とした。

エクアドルは38分にカウンターで相手陣内を上がったロマーリオ・イバーラが、ペナルティエリア付近でキーパーより先にボールを蹴った直後に転倒。主審はVARシステムによる映像確認を行うと、イバーラを蹴っていないはずのガブリエル・アリアスにイエローカードを出して、エクアドルにセットプレイを与えた。そしてこの影響で、前半のアディショナルタイムは6分に及んだ。

後半、チリは50分にチャルレ・アランギスが右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで放ったアレクシス・サンチェスの右足ボレーがキーパーの左手を弾いてゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功した。

エクアドルは59分にアントニオ・バレンシアを投入したが、試合の流れは変えられず。逆にチリは63分にコーナーキックに合わせたエリック・プルガルのヘディングシュートがキーパーのファインセーブを誘って、スタンドの歓声とため息を誘った。

エクアドルは早めに3人の交代枠を使い切ったが、89分にDFガブリエル・アチリエがビダルへの肘打ちでレッドカードをもらってしまい、アチリエは次の日本戦を欠場する羽目になった。結局エクアドルは最後まで追加点を奪えなかった。

この結果、勝ったチリは連勝で準々決勝進出が決定。エクアドルは連敗でグループCの最下位にいるものの、3位に上がれば勝ち上がれる可能性はあるため、次の日本戦で手を抜くことはなかろう。

コパ・アメリカ 2019　グループC 第2節　（2019/06/21）
エクアドル	1-2	チリ
アレハンデル・ドミンゲス	GK	ガブリエル・アリアス
ペドロ・ベラスコ ガブリエル・アチリエ ロベール・アルボレーダ クリスティアン・ラミーレス	DF	マウリシオ・イスラ ガリ・メデル ギジェルモ・マリパン ジャン・ボーセジュール
カルロス・グルエーソ ジェグソン・メンデス （アントニオ・バレンシア） ジェフェルソン・オレフエーラ	MF	エリック・プルガル チャルレ・アランギス アルトゥーロ・ビダル （ゴンサーロ・ハラ）
ロマーリオ・イバーラ （カルロス・ガルセス） アンヘル・メナ （アイルトン・プレシアード） エネル・バレンシア	FW	ホセ・フエンサリーダ （パウロ・ディアス） エドゥアルド・バルガス （パブロ・エルナンデス） アレクシス・サンチェス
（PK）　エネル・バレンシア　26	ゴール	07　ホセ・フエンサリーダ 50　アレクシス・サンチェス
ジェグソン・メンデス アンヘル・メナ ロベール・アルボレーダ カルロス・グルエーソ ペドロ・ベラスコ	イエロー カード	ガブリエル・アリアス ジャン・ボーセジュール マウリシオ・イスラ アルトゥーロ・ビダル
ガブリエル・アチリエ	レッド カード
エルナン・ダリオ・ゴメス	監督	レイナルド・ルエーダ
主審：　パトリシオ・ロウスタウ　（アルゼンチン） 会場：　アレーナ・フォンチ・ノーバ　（サウバドール）