- CONMEBOL Libertadores 2019コンメボル・リベルタドーレス 2019
サンティアゴ市長は「国内リーグを再開できない場合はリベルタドーレスも開催不可能」と表明
CONMEBOL(南米サッカー連盟)が5日にリベルタドーレスの決勝に関する緊急会合を実施へ
▲ チリ国内では首都サンティアゴを初めとして暴動に収束の気配がない
リベルタドーレスの決勝が中立地での一発勝負になる旨は、2018年8月に発表。チリは南米でも治安の良い国として知られていて、問題なく開催されると思われていた。ところが、約1ヶ月前に地下鉄の運賃値上げに端を発した抗議デモが、やがて暴動に発展すると、その影響はサッカー界にも波及。国内リーグが10月中旬以降、全試合中止という異常事態に陥ってしまった。
それでもCONMEBOLやチリ政府などは、23日までに暴動は落ち着くとして予定通りサンティアゴで決勝を行うと主張してきた。しかし、11月第1週にも国内リーグを再開できていない現実を受けて、CONMEBOLがAFA(アルゼンチンサッカー協会)とCBF(ブラジルサッカー連盟)、そしてANFP(チリサッカー連盟)の会長らをパラグアイの首都アスンシオンに呼び寄せることを決定。CONMEBOL本部で行われる緊急会合には、リーベルの会長ら幹部数人がAFAに、フラメンゴの会長ら幹部数人はCBFにそれぞれ帯同する形でアスンシオンへ向かうことになった。
これを受けて4日、サンティアゴのフェリペ・ゲバラ市長はアルゼンチンのラジオ局のインタビューに応じて「チリの国内リーグが再開できる状況にならないと、リベルタドーレスの決勝も開催できない」と明言。3週間も中断している国内リーグの再開が、リベルタドーレスの決勝開催の最低条件であると示した。
現時点で明確になっているのは、2018年までのレギュレーションであったホーム&アウェイの決勝には戻さないことで、CONMEBOL側は是が非でも一発勝負の決勝戦を実施する構えだ。もしもサンティアゴでの開催が不可能となった場合は、CONMEBOLの本部もあるパラグアイの首都アスンシオンに変更する公算が大きいという。
一方で5日にサンティアゴでは、プロサッカー選手組合による会議が予定されているほか、当局とANFPによる会議も予定されていて、この2つの会議によって今週末に国内リーグを再開するか否かが決まる見通しだ。同日は、サンティアゴとアスンシオンとで情報を共有して会議が進行されるようだ。
果たして、5日の会合を経てリベルタドーレスの決勝はどのような結論に至るのか。
※ 関連記事
2019.11.04
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- 18歳のクラウディオ・エチェベリがゴラッソー レコバ監督率いるナシオナルを破ったリーベルは連勝コンメボル・リベルタドーレス 2024
- 序盤の失点も何のその ブラジル代表MFハファエウ・ベイガの3アシストでパウメイラスが逆転勝利コンメボル・リベルタドーレス 2024
- マラカナンで相手を圧倒したフラメンゴ ペドロのリフティング&ヘディングシュートなどで勝利コンメボル・リベルタドーレス 2024
- 再三攻めながらなかなかゴールを割れなかったサンパウロがカレーリの2点に絡む活躍で今季初勝利コンメボル・リベルタドーレス 2024
- 追いつかれてもすぐに勝ち越し ホームで競り勝ったアトレチコ・ミネイロが開幕連勝でグループ首位堅守コンメボル・リベルタドーレス 2024
- マルキーニョスの1ゴール1アシストで競り勝った前年王者がグループ首位に浮上 コロコロは連勝ならずコンメボル・リベルタドーレス 2024
- 敵地に乗り込んだアトレチコ・ミネイロがブラジル代表FWパウリーニョの2ゴールなどで快勝コンメボル・リベルタドーレス 2024
- ケビン・セルナのカウンターに屈したディフェンディングチャンピオン 後半に追いついて引き分けコンメボル・リベルタドーレス 2024
- グループリーグ開幕! ウルグアイ代表MFニコラス・フォンセカのドライブシュート炸裂でリーベルが勝利コンメボル・リベルタドーレス 2024
- ディ・マリアがリベルタドーレス優勝への思いを告白 CONMEBOLは歓迎する異例のコメントコンメボル・リベルタドーレス 2024