- Campeonato Brasileiro Serie A 2019ブラジル全国選手権 1部 2019
3人を交代した直後に負傷者が出る悪循環… 4連敗のクルゼイロは“絶体絶命”の苦境に追い込まれる
カンピオナート・ブラジレイロ 2019 第37節 グレミオ 2-0 クルゼイロ
▲ ゴールを決められずうつむく元ブラジル代表FWフレッジ
残留のためには勝つしかないクルゼイロは序盤に積極性を見せたが、フィニッシュの精度は低く。29分には自陣からのフィードで相手陣内を上がったエデルソンがペナルティアークで飛び上がってループシュートを打ったが、キーパーに左手で外へ掻き出された。
ハーフタイムになると、グレミオのFWルシアーノは前半を振り返って、クルゼイロの姿勢に苦言を呈した。
「彼ら(クルゼイロ)が何を考えてるのかわからない。我々は普通のことを共有して戦えているが、彼らは試合をあきらめていると思う。審判に不平不満をぶちまけているだけだ。私は監督と話をして、後半にゴールを決めたい」
▲ 59分にキーパーとの交錯で足を負傷したホビーニョは、その後ピッチに戻ってこられなかった
さらに59分には相手守護神と交錯したホビーニョが足を負傷して立ち上がれず、担架でピッチの外へ運び出されてしまう。すでに交代枠を使い切っていたクルゼイロはホビーニョの代わりを投入できず、数的不利に陥る裏目が続いた。すると数的有利になったグレミオは66分、カウンターでぺぺからパスを受けたエベルトンがペナルティエリアに入って右へボールを送ると、トラップしたフェヘイラが右足で打ったシュートがエジージオの足に当たって少しだけ軌道が変わり、キーパーとポストの間をすり抜けてゴールネットを揺らした。
▲ 主審の判定に抗議するエジウソン(左)とエンリーキ(中央)
クルゼイロは終了間際に退場者を出すなど、最後までちぐはぐ。次の最終節でクルゼイロは、勝利はもちろん16位セアラーの敗北が伴わないとセリエB降格が決まってしまう“絶体絶命”の苦境に追い込まれた。
カンピオナート・ブラジレイロ 2019 第37節 (2019/12/05) | ||
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グレミオ | 2-0 | クルゼイロ |
パウロ・ビクトル | GK | ファービオ |
ハファエウ・ガリャルド (パトリッキ) デイビッジ・ブラス ワルテル・カンネマン ブルーノ・コルテス |
DF |
エジウソン カカ レオ エジージオ |
マテウス・エンリーキ ミシェウ ペペ ジエゴ・タルデッリ (フェヘイラ) エベルトン |
MF |
エンリーキ アリエル・カブラル (ホビーニョ) エデルソン |
ルシアーノ (イザーキ) |
FW |
ルイス・マヌエル・オレフエーラ (エゼキエウ) フレッジ (ペドロ・ホッシャ) デイビッジ |
フェヘイラ 66 (PK) ペペ 84 |
ゴール | |
イエロー カード |
エジージオ アリエル・カブラル エジウソン カカ |
|
レッド カード |
エジージオ | |
ヘナット・ガウーショ | 監督 | アジウソン・バチスタ |
主審: アンドレ・ルイス・ジ・フレイタス・カストロ 会場: アレーナ・ド・グレミオ (ポルト・アレグレ) |
2019.12.05
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