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感染から囚人を守れ ニューヨークの刑務所が元CBF会長の釈放を決めてブラジルに帰す
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のリスクヘッジで87歳の元CBF会長のジョゼ・マリア・マリン氏が刑務所から釈放

▲ COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のリスクヘッジで刑務所から釈放された元CBF会長のジョゼ・マリア・マリン氏 (※写真は2017年12月18日のもの)
ジョゼ・マリア・マリン氏は、CBF会長に在任中の2015年5月にFIFA汚職事件の発覚で逮捕された主要人物の一人で、当初はスイスで身柄を拘束されたのち、ニューヨークに移送された。数年に及ぶ裁判を経て、2018年8月21日にニューヨークの裁判所から複数の罪で禁固4年の実刑判決を受け、刑務所に服役中だった。
そんな囚人が刑期を終える前に釈放されたのは、U.S.A.で深刻な事態を引き起こしているCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響。87歳と高齢の受刑者の健康を案じた地元当局が、老齢や感染のリスク、そして罪が非暴力であることなども考慮して釈放を決めたという。
マリン氏はスイスで逮捕されて以降、一度もブラジルには足を踏み入れていなかったため、刑務所から釈放されたことによって5年ぶりに母国の土を踏むことになった。同受刑者はサンパウロ州のビラコポス空港に降り立った。
マリン氏は、2019年4月15日にFIFA(国際サッカー連盟)から永久追放処分を科されているため、今後サッカー界に関与することはない。
◆ ジョゼ・マリア・マリン
- 生年月日:
- 1932年5月6日生まれ(87歳)
- 出身:
- ブラジル(サンパウロ州サンパウロ)
1949〜1954年は大学に通いながらサッカー選手としても活動していたが、サンパウロ州の小さなクラブでプレイしただけで目立った成績はなかった。1955年にサンパウロ大学を卒業すると、1963年に政治家に転身。1969年には地元サンパウロの市長になった。2012年3月〜2015年4月にはCBF(ブラジルサッカー連盟)の会長を務めたが、2015年に発生したFIFA汚職事件(贈収賄スキャンダル)の主要人物の一人としてスイスで逮捕された。2018年に汚職、資金洗浄(マネーロンダリング)、金融詐欺、犯罪組織形成の有罪判決を受けて、禁固4年の実刑判決でニューヨークの刑務所に服役していた。
2020.04.05
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