- Campeonato Gaúcho 2020カンピオナート・ガウーショ 2020
ルアンが2018年から低迷した理由を説明したバリオス 「とても賢い男」と元同僚に熱いエール
パラグアイ代表FWルーカス・バリオスがグレミオでかつてチームメイトだったブラジル代表FWルアンにエール
▲ 2017年にグレミオでブラジル代表FWルアン(右)とチームメイトだったパラグアイ代表FWルーカス・バリオス(左)は並んで走って汗を流す
2016年のリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックでU-23ブラジル代表の金メダル獲得に貢献した選手といえば、ネイマール、ガブリエウ・ジェズス、“ガビゴウ”ことガブリエウ・バルボーザ、ホドリーゴ・カイオと蒼々たる顔ぶれだが、代表の二列目として活躍したルアンも外せない。翌2017年にはリベルタドーレス優勝にも貢献して、レイ・デ・アメリカ(南米年間最優秀選手賞)も受賞するほどの活躍をしたルアンだったが、2018年と2019年はグレミオでの出場機会が減って不遇の時期を過ごした。そこには、明確な原因があったとバリオスが裏事情を明かした。
「我々(グレミオ)がリベルタドーレスの厳しい戦いを強いられていたとき、ルアンは足の裏に問題を抱えていた。痛みが癒えず苦しんでいたが、彼は何事もないように試合に出続けていた。その年のリベルタドーレスでも8ゴールをマークするなど、ルアンの活躍があってこその南米制覇となったが、その裏でルアンが痛みに耐えていたことは多くのグレミスタ(グレミオのサポーター)も知らないだろう。そして、その年に無理をしてしまったことが、2018年以降に彼がグレミオでの出場機会を減らした要因なんだ」
FOX SPORTS のインタビューでその事実を語ったバリオスは、ルアンへの期待を抱き続けていて、コリンチャンスでの復活を期待しているという。
「ルアンはとても賢い男で、ピッチ全体を把握する広い視野の持ち主だ。スタミナも豊富で、走るスピードはさほど速くないが、それでも献身的に走る選手だ。私は彼の背中を見て、平均以上に走るように心がけていたんだ。ルアンは選手としても人としても並外れた存在。それだけに、彼がコリンチャンスで再び輝きを取り戻してくれることを願っている。ベストコンディションのときのルアンは、素晴らしい選手だから」
◆ ルーカス・バリオス
- 本名:
- ルーカス・ラモン・バリオス・カセレス
- 生年月日:
- 1984年11月13日生まれ(35歳)
- 出身:
- アルゼンチン(首都ブエノスアイレス)
- 身長:
- 187cm
- ポジション:
- フォワード
ブエノスアイレスで生まれたアルゼンチン人で、2003年に名門アルヘンティノス・ジュニオルスでデビュー。以降、チリやメキシコなどのクラブチームを渡り歩き、2009年にボルシア・ドルトムント(ドイツ)に移籍した。母親がパラグアイ人であることから、2010年にパラグアイ国籍を取得して以降パラグアイ代表に招集されるようになった。2015年に欧州を離れてブラジルに活躍の場を移すと、2017年はグレミオでチームに貢献。2018年に古巣アルヘンティノスに復帰すると、同年の下半期はコロコロ(チリ)でも活躍。2019年はウラカンでプレイして、2020年はディエゴ・マラドーナ監督率いるヒムナシア・ラ・プラタの一員になった。
◆ ルアン
- 本名:
- ルアン・ギリェルミ・ジ・ジェズス・ビエイラ
- 生年月日:
- 1993年3月27日生まれ(27歳)
- 出身:
- ブラジル(サンパウロ州サン・ジョゼ・ド・ヒオ・プレット)
- 身長:
- 180cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー、フォワード
地元サンパウロ州のクラブチームの下部組織に入り、2013年にグレミオの下部組織へ移籍。2014年にトップチームに昇格すると、同年にはU-21ブラジル代表にも招集された。2016年には自国開催のオリンピックでブラジル代表の金メダル獲得に貢献し、その活躍を経てA代表にも招集されるようになったが、ロシア大会には招集されなかった。欧州の強豪も獲得を検討している逸材だが、2020年からは母国ブラジルの名門コリンチャンスに活躍の場を移した。
2020.05.14
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