- Campeonato Paulista 2020カンピオナート・パウリスタ 2020
かつてセレッソ大阪でも活躍したパブロの高いプロ意識 監督への敬意を胸に自主トレに熱心
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の渦中でも日々のトレーニングを怠らない元セレッソ大阪のパブロのモチベーション
▲ かつてセレッソ大阪でも活躍したパブロは中断明けのリーグ再開に向けて熱心にトレーニングを積んでいる。 (※写真は2020年3月14日のもの)
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)によって、ブラジルサッカー界は2ヵ月以上停滞している非常事態が収束の気配を見せていない。5月22日には、ブラジル国内における感染者数がロシアを抜いて世界2位になったばかり。しかも経済重視のジャイル・ボウソナーロ大統領による感染症対策の遅れも影響して、まだまだ感染者数は増える様相だ。
そんな状況では、選手個々も試行錯誤しながら自主的なトレーニングに明け暮れる日々。コンディションやモチベーションの維持が難しい状況下でも、パブロはプロ意識を高く保って心身を鍛えている。パブロが近況を語った。
「私は毎日トレーニングしている。再び試合する日が待ち遠しくてね。自分の体調や筋力を維持するために、トレッドミル(ランニングマシン)も買って、自宅で走っているんだ。チーム練習や試合が再開されたときの怪我のリスクを避けるためにも、日頃から身体を動かしておくことが重要だと認識しているからね。もちろん、国や州の保健省によるガイドラインを軽視してはならない。多角的にコンディションを維持するバランスの取れた年にしたい。サンパウロはタイトル獲得が使命になっているクラブで、とくにリベルタドーレス優勝はサンパウリーノ(サンパウロのサポーター)の多くが待望しているタイトルだからね」
パブロが所属しているサンパウロの監督はフェルナンド・ジニス氏で、同監督とは2018年にもアトレチコ・パラナエンセで師弟関係にあった。同監督を尊敬しているパブロは、サンパウロで再び師弟関係になれたことにポジティブな見解を示している。
「アトレチコ・パラナエンセにいた頃から、フェルナンド・ジニス監督の手腕は素晴らしいと思っていた。彼は選手の多様性を理解するタイプで、共感できるところも多く、私はどのような形で起用されてもチームに貢献する準備ができている」
パブロにとって、フェルナンド・ジニス監督の下でプレイすることは喜びでもあるようだ。パンデミック終息後に、パブロが躍動する姿をサンパウリーノは楽しみにしている。
◆ パブロ
- 本名:
- パブロ・フェリッピ・テイシェイラ
- 生年月日:
- 1992年6月23日生まれ(27歳)
- 出身:
- ブラジル(パラナー州カンベー)
- 身長:
- 185cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー、フォワード
アトレチコ・パラナエンセの下部組織出身で、2013年からはフィゲイレンセやレアル・マドリー・カスティージャ(スペイン)などにレンタル移籍。そして2015年はJ2に降格したセレッソ大阪にも期限付きで移籍して、40試合に出場、8ゴールをマークした。2018年にはアトレチコ・パラナエンセのスダメリカーナ初優勝にも貢献。2019年からはサンパウロに活躍の場を移している。
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2020.05.24
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