Primera División de Paraguay 2020パラグアイ１部リーグ 2020

COVID-19（新型コロナウイルス感染症）により3月9日から中断していたパラグアイ1部リーグは、7月21日に再開。21〜23日に前期の第9節が行われた。首都アスンシオンで行われた「セロ・ポルテーニョ×リベルター」は、セロ・ポルテーニョがリードを守りきって勝利を収めた。

リベルターは7分にカウンターで右サイドを上がったパラグアイ代表FWエクトル・ビジャルバが、ペナルティエリアの右側に達して右足を振り抜くも、キーパーとニアサイドのポストの間を狙って蹴ったボールはキーパーが左足に当ててクリア。対するセロ・ポルテーニョは8分にエンソ・ヒメーネスが右足でミドルシュートを打つも、ボールはキーパーが両手で外へ弾き出した。

先制したのはセロ・ポルテーニョで、22分に右サイドを崩す攻撃からクロスが一旦は相手にクリアされたが、セカンドボールをアルゼンチン人MFクラウディオ・アキーノが右足でゴールに蹴り込んだ。さらに38分には自陣からのロングフィードで最終ラインの裏へ抜け出したディエゴ・チュリンが、ゴールエリア付近で右足を振り抜いてゴールネットに突き刺し、リードを広げた。2点目の場面はVARチェックが行われた上で、チュリンがオフサイドでないことが確認されてのゴールとなった。

後半、セロ・ポルテーニョは51分にディエゴ・チュリンがペナルティエリアの右側までキーパーを引き寄せた上で角度のないところからゴールを狙ったが、ボールはファーサイドへ流れてしまう。59分にはパラグアイ代表DFサンティアゴ・アルサメンディアが得意の左足で直接フリーキックを放ったが、枠を捉えたボールはキーパーにキャッチされた。

一方、57分に二人を投入したリベルターは、この采配が的中。62分、スルーパスで左サイドを上がったエクトル・ビジャルバがグラウンダーのクロスを上げると、元パラグアイ代表FWオスカル・カルドーソがスルーして、最後はパラグアイ代表FWアントニオ・バレイロが左足でゴールに沈めて1点差に詰め寄った。

リベルターは78分にもゴールネットを揺らしたが、その直前の場面でイバン・フランコがオフサイドだったことがVARで判明したため同点は幻に。89分にはドリブルでペナルティエリア付近まで上がったブラス・カセレスからのパスをセバスティアン・フェレイラが右足でシュートに及んだが、距離を詰めたキーパーが身を挺してゴールを死守。リベルターは追加点のチャンスを生かせず、惜敗した。

勝ったセロ・ポルテーニョは暫定3位に浮上した一方、リベルターは下位との勝ち点差が4以上あるため首位をキープしている。

パラグアイ1部リーグ 2020 前期　第9節　（2020/07/21）
セロ・ポルテーニョ	2-1	リベルター
ロドリーゴ・ムニョス	GK	マルティン・シルバ
アルベルト・エスピノラ アレクシス・ドゥアルテ ロドリーゴ・デル・バージェ サンティアゴ・アルサメンディア	DF	ダニエル・ボカネグラ ルイス・カルドーソ ディエゴ・ビエーラ マティアス・エスピノーサ （ルシアーノ・アベカシス）
アンヘル・カルドーソ マティアス・ビヤサンティ エンソ・ヒメーネス クラウディオ・アキーノ （オスカル・ルイス）	MF	ニコラス・ミレーシ エクトル・ビジャルバ アレハンデル・メヒーア （ブラス・カセレス） イバン・フランコ （アントニオ・バレイロ）
フェデリコ・カルリーソ （ホスエ・コルマン） ディエゴ・チュリン （ホセ・オルティゴーサ）	FW	セバスティアン・フェレイラ オスカル・カルドーソ
クラウディオ・アキーノ　22 ディエゴ・チュリン　38	ゴール	62　アントニオ・バレイロ
マティアス・ビヤサンティ サンティアゴ・アルサメンディア	イエロー カード	ニコラス・ミレーシ ルイス・カルドーソ ルシアーノ・アベカシス
フランシスコ・アルセ	監督	ラモン・ディアス
主審：　カルロス・ベニーテス 会場：　エスタディオ・ヘネラル・パブロ・ロハス　（アスンシオン）