- Selección Nacional de Perúペルー代表
インテルナシオナウとペルー代表の両方にとって吉報 2月下旬〜3月上旬にゲレーロが戦列復帰か
昨年8月から戦列を離れていたペルー代表FWパオロ・ゲレーロの復帰時期をインテルナシオナウの番記者が明かす
▲ インテルナシオナウの施設内で日光を浴びながら運動をこなすペルー代表FWパオロ・ゲレーロ。表情は明るく、復帰に向けて順調であることがうかがい知れる
ゲレーロは2020年8月のフルミネンセ戦で右膝の十字靱帯を断裂してしまい、全治6〜8ヵ月との診断を受けていた。復帰を待ち望む声が多くある中、同選手が所属するインテルナシオナウのアベウ・ブラーガ監督は、ペルーのスポーツサイト「El Comercio」のインタビューに応じて同選手の直近の様子を説明した。
「パオロはとても元気だよ。彼はすでに通常の運動をそつなくこなしている。手術した右膝を気にする様子もなく、本人は痛みも不快感もないと話している。ジャンプもできているし、着地のときも痛みはないようだから、当初の予定よりも早く回復している。戦列復帰も遠くない未来に実現するだろう」
最終的にゲレーロの復帰を認めるか否かは、インテルナシオナウのメディカルチームに委ねられるとアベウ・ブラーガ監督は補足したが、同監督の口ぶりからは経過が順調であることがうかがい知れる。
さらに、ゲレーロの所属先であるインテルナシオナウの関係者からは、具体的な復帰時期に関する話も挙がった。インテルナシオナウの番記者であるマリーニョ・サウダーニャ氏によれば、ゲレーロの復帰時期は2月下旬から3月上旬あたりになりそうとのことだ。
サウダーニャ氏の情報通りであれば、ゲレーロは早ければブラジレイロンの最終節に間に合うことになり、優勝の瞬間に立ち会える可能性も出てきた。そして、ワールドカップ南米予選で10チーム中9位に沈むペルー代表にとっても、ゲレーロの復帰は吉報だ。3月下旬に開催予定の南米予選でペルー代表が戦う相手はボリビアとベネズエラであり、勝ち点の積み上げが見込める試合でゲレーロに出場してもらえれば、心強いことなどもはや言及するまでもなかろう。
南米大陸が生んだ世界屈指のストライカーがピッチに戻ってくるのも、時間の問題である。
◆ パオロ・ゲレーロ
- 本名:
- ホセ・パオロ・ゲレーロ・ゴンサーレス
- 生年月日:
- 1984年1月1日生まれ()
- 出身:
- ペルー(首都リマ)
- 身長:
- 185cm
- ポジション:
- フォワード
名門アリアンサ・リマの下部組織で200ゴール以上決めたのを受けて、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が青田買い。その後バイエルンのセカンドチームからトップチームに昇格して活躍した。2006年からは6年間ハンブルガーSV(ドイツ)で51ゴールを挙げる活躍をみせた。2012年にブラジルの名門コリンチャンス(ブラジル)へ移籍して大活躍したのち、2015年からはフラメンゴ(ブラジル)でプレイ。2019年からはインテルナシオナウ(ブラジル)に所属していたが、2020年に試合中に右膝の十字靱帯を断裂する大怪我を負い、2021年10月に双方合意の上で契約を解除した。ペルー代表には、2004年から15年に渡り招集され続けている。
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2021.01.31
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