Superliga Argentina 2019-2020スーペルリーガ・アルヘンティーナ 2019-2020

9月28日〜10月1日に行われたスーペルリーガ・アルヘンティーナ 2019-2020 の第8節。ラ・プラタで行われた「ヒムナシア・ラ・プラタ×リーベル・プレート」は、主力をほとんど温存したリーベルが敵地で勝利を収めた。

試合前には、ピッチに現れたディエゴ・マラドーナ監督に向けてスタンドから「Olé! Olé Olé Olé! Diego! Diego!」の大合唱。そしてリーベルのガジャルド監督はヒムナシアのベンチ前まで出向いてマラドーナ監督と熱い抱擁を交わす一幕が大勢のカメラマンによって撮影された。

試合は、リベルタドーレスの準決勝に備えて主力をほぼ温存して臨んだリーベルが21分に先制。前線でくさびになった元アルゼンチン代表FWイグナシオ・スコッコが味方の上がりを待って右足のアウトサイドでスルーパスを出すと、ペナルティエリアを駆け上がったホルヘ・カラカルがゴールエリアの右側から右足でシュートを決めて先制した。

ヒムナシアは24分にセットプレイからチャンスを作ったものの、シュートに持ち込めず。42分には左サイドからのフリーキックにブライアン・アレマンが頭で合わせたが、枠を捕らえたボールはキーパーのファインセーブによってゴールを阻まれた。

後半、ヒムナシアは立ち上がりの50分に左サイドからのクロスに反応したマキシミリアーノ・コンバがペナルティエリアで背後から押し倒されたが、主審がリーベル側のファウルをとらずに流すと、PKを主張するマラドーナ監督がピッチサイドで線審に抗議したが、それでもジャッジは変わらず。66分にはビクトル・アジャラがゴールまで約27mの距離から右足でロングシュートを打った。。直後のコーナーキックでは、マヌエル・グアニーニのヘディングシュートは枠を捕らえられなかったが、マラドーナ監督率いるヒムナシアは気持ちのこもった攻撃で勝利への執念を見せた。

しかし、次の1点を取ったのはリーベル。73分、右サイドでパスを受けたシュリアン・アルバレスのシュートが相手に当たってペナルティエリアの中央にこぼれると、ホルヘ・カラカルのシュートを阻もうとしたホセ・パラデーラが左足で相手にパスを出すような形になり、ボールにいち早く反応したスコッコが右足でゴールに蹴り込んだ。

敵地で勝ったリーベルは暫定6位に浮上。一方、敗れたヒムナシア・ラ・プラタは、マラドーナ監督体制に変わってもリーグ未勝利の最下位が続いている。

スーペルリーガ・アルヘンティーナ 2019-2020　第8節　（2019/09/28）
ヒムナシア・ラ・プラタ	0-2	リーベル・プレート
アレクシス・マルティン・アリアス	GK	エンリケ・ボローニャ
レオナルド・モラーレス マヌエル・グアニーニ ヘルマン・ギフレイ マティアス・メルッソ	DF	エリーアス・ロペス （パウロ・ディアス） ロベール・ロハス ハビエル・ピノーラ ナウエル・ガジャルド
ビクトル・アジャラ ホセ・パラデーラ マキシミリアーノ・コンバ （ヘスス・バルガス） ブライアン・アレマン （クラウディオ・スピネッリ） オラシオ・ティハノビッチ （マティアス・ミランダ）	MF	ブルーノ・スクリーニ サンティアゴ・ソーサ （エセキエル・パラシオス） シュリアン・アルバレス ファブリシオ・アンジレーリ
パブロ・ベラスケス	FW	ホルヘ・カラカル イグナシオ・スコッコ （ベンハミン・ロレイセル）
	ゴール	21　ホルヘ・カラカル 73　イグナシオ・スコッコ
ビクトル・アジャラ パブロ・ベラスケス	イエロー カード	サンティアゴ・ソーサ ブルーノ・スクリーニ
ディエゴ・マラドーナ	監督	マルセーロ・ガジャルド
主審：　パトリシオ・ロウスタウ 会場：　エスタディオ・ファン・カルメーロ・セリージョ　（ラ・プラタ）