FIFA World Cup 2022 EliminatóriasFIFAワールドカップ 2022 カタール大会 南米予選

11月17日に南米各国で行われたワールドカップ南米予選の第4節。エクアドルの首都キトで行われた「エクアドル×コロンビア」は、前半だけで4点を叩き出したエクアドルが圧勝した。

試合は、エクアドルが立ち上がりに先制。6分、右サイドからのフリーキックをペナルティエリアで互いに競って、モイセス・カイセードがヘディングで背後へ流したボールを最後はロベール・アルボレーダが左足ボレーでゴールに蹴り込んだ。続けてその2分後には、自陣からのロングフィードで最終ラインの裏を上がったアンヘル・メナが、ドリブルでペナルティエリアに達すると左足でゴールに流し込み 2-0 とした。

コロンビアは18分にハメス・ロドリゲスが左足で直接フリーキックを放つも、低く抑えたボールはわずかに枠を逸れた。25分にはドゥバン・サパタがペナルティエリアで右足を振り抜いたが、枠を捕らえたボールはキーパーによって阻まれた。

エクアドルは28分、ドリブルで左サイドを上がったアドルフォ・ムニョスが突然失速。そのままその場に倒れ込んだムニョスは、左のハムストリングスを痛めて負傷退場となった。それでも31分、左サイドでパスをつないでアンヘル・メナがゴール前にグラウンダーのクロスを上げると、ミチャエル・エストラーダが右足で合わせて 3-0 とした。

エクアドルの猛攻は止まらず、38分には左サイドからのアーリークロスで前線に残っていたアルボレーダが頭で折り返すと、最後はハビエル・アレアーガが右足で合わせてリードを4点に広げた。コロンビアは前半の終了間際にドゥバン・サパタが倒されて得たPKを、ハメス・ロドリゲスが決めて1点を返した。

一進一退の攻防が繰り広げられた後半、エクアドルは75分に左からのアーリークロスをミチャエル・エストラーダが右足ボレーでゴールに蹴り込んだが、オフサイドの判定に泣く。それでも直後の77分、アンヘル・メナとのワンツーで右サイドからペナルティエリアへカットインしたゴンサーロ・プラータが、左足でゴールネットに突き刺して 4-1 とした。

さらに後半のアディショナルタイムにはフリーキックをキーパーがゴールライン上で阻んだところに、途中出場のエストゥピニャンが詰めてダメ押しのゴールを決めたエクアドル。6ゴールを決める圧勝劇を演じて3位を堂々キープした。

一方、大敗を喫したコロンビアは7位に転落し、得失点差も -5 と厳しい予選となりそうな様相だ。

FIFAワールドカップ 2022 カタール大会 南米予選　第4節　（2020/11/17）
エクアドル	6-1	コロンビア
アレハンデル・ドミンゲス	GK	カミーロ・バルガス
ペドロ・ペルラーサ （アンヘロ・プレシアード） ロベール・アルボレーダ ハビエル・アレアーガ ペルビス・エストゥピニャン	DF	ルイス・マヌエル・オレフエーラ （ルイス・ムリエル） ダビンソン・サンチェス ジェイソン・ムリージョ ホアン・モヒーカ （フランク・ファブラ）
モイセス・カイセード ジェグソン・メンデス レナート・イバーラ （ベデル・カイセード） アンヘル・メナ （ホアオ・ロハス） アドルフォ・ムニョス （ゴンサーロ・プラータ）	MF	マテウス・ウリーベ （ウィルマール・バリオス） ファン・ギジェルモ・クアドラード ジェフェルソン・レルマ （エドウィン・カルドーナ）
ミチャエル・エストラーダ	FW	ハメス・ロドリゲス ドゥバン・サパタ ルイス・ディアス （ルイス・フェルナンド・ムリエル）
ロベール・アルボレーダ　06 アンヘル・メナ　08 ミチャエル・エストラーダ　31 ハビエル・アレアーガ　38 ゴンサーロ・プラータ　77 ペルビス・エストゥピニャン　90	ゴール	45　ハメス・ロドリゲス　（PK）
レナート・イバーラ ペドロ・ペルラーサ ゴンサーロ・プラータ ジェグソン・メンデス	イエロー カード	ジェフェルソン・レルマ ファン・ギジェルモ・クアドラード ジェイソン・ムリージョ ルイス・ハビエル・スアーレス フランク・ファブラ
ゴンサーロ・プラータ	レッド カード
グスターボ・アルファーロ	監督	カルロス・ケイロス
主審：　ヘスス・バレンスエーラ　（ベネズエラ） 会場：　エスタディオ・カサブランカ　（キト）