フルミネンセでは控え要員だったワウテル・エンリーキがアトレチコ・パラナエンセへ移籍
元U-20ブラジル代表FWワウテル・エンリーキが1年の期限付きでアトレチコ・パラナエンセへ加入
▲ フルミネンセからアトレチコ・パラナエンセへの移籍が決まった元U-20ブラジル代表FWワウテル・エンリーキ(写真はゴイアス時代のもの)
1989年にブラジル北東部のヘシフィで生まれたワウテル・エンリーキは、2008年にインテルナシオナウでデビューすると、そこでの活躍が評価されて当時のU-20ブラジル代表に選出された。2010年には完全移籍でFCポルトに加入したが、2012年にレンタル移籍でブラジルに戻った。以降、クルゼイロ、ゴイアス、フルミネンセとすべてFCポルトからのレンタル移籍で、今回のアトレチコ・パラナエンセ加入も同様にレンタル移籍である。
2012年から約2年間在籍したゴイアスで45ゴールを叩き出し、その活躍が評価されてフルミネンセに活躍の場を移したワウテル・エンリーキ。だがフルミネンセではスタメンではなく元ブラジル代表FWフレッジの控え要因としてベンチを温める日が多く、本人は出場機会を求めて移籍を志願していた。
攻撃力の強化を狙うアトレチコ・パラナエンセは早くからワウテル・エンリーキの獲得を希望していたが、フルミネンセはカンピオナート・カリオカ(リオ・デ・ジャネイロ州選手権)のリーグ戦終了まで同選手の放出を渋っていたため、移籍の成立がこのタイミングとなった。
他にウディネーゼ(イタリア)からMFジャジソンなどを獲得しているアトレチコ・パラナエンセは、グレミオを退団したアルゼンチン人MFアラン・ルイスの獲得も検討しているとのこと。
ちなみにワウテル・エンリーキを放出したフルミネンセは、39歳の元ブラジル代表FWマグノ・アウベス(セアラー)獲得に向けて水面下で動き出したとの情報も出てきている。
2015.04.10
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