リーベル・プレートに激震 主力3選手にドーピングの陽性反応で決勝トーナメントは実施不能か
アルゼンチンの名門リーベル・プレートの3選手に禁止薬物の陽性反応が出る

▲ ドーピングの陽性反応が出たとされるリーベルの主力選手ら。左から、ルーカス・マルティネス・クアルタ、セバスティアン・ドリウッシ、カミーロ・マジャーダ
リーベルの選手で最初にドーピングの陽性反応が出たのは、センターバックとして活躍中のDFルーカス・マルティネス・クアルタで、同選手はリベルタドーレスのグループリーグ最終節(vs インデペンディエンテ・メデジン)の出場を止められていた。しかしドーピング疑惑が持ち上がった選手は一人に留まらず、21日にはFWセバスティアン・ドリウッシとウルグアイ人DFカミーロ・マジャーダの2名からも陽性反応が出たという。
いち早く陽性反応が出たルーカス・マルティネス・クアルタは、プライベートで規定外の薬を服用していないとの声明を出したが、チームの医療スタッフが禁止成分の含まれた薬ないしはサプリメントなどを選手に投与したか否かは、これから捜査・検証が行われるとのこと。リーベルには、数日前にWADA(世界アンチ・ドーピング機関)による検査が行われ、異常や問題は確認されなかったそうだ。該当の3選手から検出された物質は共通のもので、摂取した食事に陽性反応を誘発する食材または調味料が使われていたとの見方もあるが…。
一連の疑惑はリベルタドーレスにも影響があることから、すでにCONMEBOL(南米サッカー連盟)にも報告されていて、CONMEBOLからは何らかの回答が後日寄せられるものとみられている。
7月4日にパラグアイの首都アスンシオンで行われるリベルタドーレスの決勝トーナメント1回戦(vs グアラニー)が開催中止となる最悪の事態も想定されているが、現時点で明確になっているのは疑惑の解明が成されるまでは当該の3選手が公式戦に出場できないことだ。重宝していた主力を起用できなくなれば、リーベルにとって大きな痛手となることは言わずもがな。チームを率いるマルセーロ・ガジャルド監督に、この困難を乗り越える策はあるのだろうか。
2017.06.22
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