- Campeonato Paulista 2022カンピオナート・パウリスタ 2022
ホジェーリオ・セニ監督の采配的中 元U-23アルゼンチン代表FWカレーリのゴールで逆転勝利
カンピオナート・パウリスタ 2022 第6節 ポンチ・プレッタ 1-2 サンパウロ
▲ 終了直前に値千金の決勝ゴールを決めた元U-23アルゼンチン代表FWジョナタン・カレーリ(9番)は、悔しがる相手守護神を尻目に駆け出す(写真提供:Globoesporte)
開始1分にホドリーゴ・ネストルのミドルシュートなどで序盤からゴールを狙ったサンパウロは、その後も決定機を作ったもののゴールを奪えない。対するポンチ・プレッタは23分、右サイドのロングスローをペナルティエリアでトラップしたペドロ・ジュニオールが、ドリブルでキーパーを振り切った直後にキーパーと交錯して転倒。このファウルで得たPKをルッカが決めて、26分に先制した。
リードを許したサンパウロは前半から攻めていたが、決め手を欠いてゴールネットを揺らせない。エンドの替わった後半も、フィニッシュには持ち込めるものの相手の堅守に苦戦した。するとホジェーリオ・セニ監督は60分に元U-23アルゼンチン代表FWジョナタン・カレーリら3人を投入して、局面の打開を図った。
サンパウロの執念は、86分に実る。右サイドからマルキーニョスがクロスを上げると、ガブリエウ・サラが角度のないところからヘディングシュートを決めて 1-1 。そして後半のアディショナルタイムには、キーパーのパントキックから逆転ゴールを創造した。93分、パッとキックを追いかけてマルキーニョスが相手陣内を上がるも、ボールはモイゼス・ヒベイロがキープ。ところが、マルキーニョスのプレッシャーを嫌がりペナルティエリアの中央にいた味方へパスを出したところを、ジョナタン・カレーリがインターセプト。カレーリはトラップせず右足でダイレクトシュートを決めて、サンパウロに勝ち点3をもたらした。ゴールを決められたポンチ・プレッタの守護神イゴールは、チームメイトの怠惰なパスミスに怒り、右手でピッチの芝を叩いて我慢ならない様子だった。
決勝ゴールを決めたカレーリは上半身裸になってピッチに滑り込み、味方の祝福を受けた直後に“非紳士的行為”でイエローカードをもらったが、これはご愛嬌。マルキーニョスとカレーリを投入して勝利をもぎ取ったホジェーリオ・セニ監督にとっては、“してやったり”の90分となった。
勝ったサンパウロは、グループBで2位に浮上。逆転負けを喫したポンチ・プレッタは、グループDで3位に後退した。
カンピオナート・パウリスタ 2022 第6節 (2022/02/13) | ||
---|---|---|
ポンチ・プレッタ | 1-2 | サンパウロ |
イゴール | GK | ジャンドレイ |
チアゴ・ロペス ファブリッシオ レオ・サントス (ファービオ・サンシース) ケビン |
DF |
イーゴル・ビニシウス ジエゴ ロベール・アルボレーダ ヘイナウド |
レオ・ナウジ ウェズレイ (モイゼス・ヒベイロ) フェジン (マルコス・ジュニオール) ジェアン・カルロス (ノルベルト) |
MF |
ガブリエウ (パブロ・マイア) ホドリーゴ・ネストル (ニコン) ガブリエウ・サラ |
ルッカ ペドロ・ジュニオール (ヒバマール) |
FW |
アリソン (イーゴル・ゴメス) エデル (マルキーニョス) エミリアーノ・リゴーニ (ジョナタン・カレーリ) |
(PK) ルッカ 26 | ゴール |
86 ガブリエウ・サラ 90+3 ジョナタン・カレーリ |
チアゴ・ロペス ジェアン・カルロス |
イエロー カード |
ジエゴ ジョナタン・カレーリ |
ジウソン・クレイナ | 監督 | ホジェーリオ・セニ |
主審: 会場: エスタジオ・モイゼス・ルカレッリ (カンピナス) |
2022.02.13
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- 今年スペインに渡る予定の17歳エンドリッキが語った夢 「すべての子どもたちのアイドルになりたい」カンピオナート・パウリスタ 2024
- アルゼンチン人MFアニーバル・モレーノのゴールなどで勝ったパウメイラスが州選手権3連覇カンピオナート・パウリスタ 2024
- ベネズエラ代表MFロムロ・オテーロのゴールでサントスが先勝 スタンドで観戦したネイマールも歓喜カンピオナート・パウリスタ 2024
- 17歳の神童エンドリッキのゴールでパウメイラスが決勝進出 しかしエンドリッキはその後負傷退場に…カンピオナート・パウリスタ 2024
- 元V・ファーレン長崎のファービオ・カリーリ監督率いるサントスが競り勝って決勝進出カンピオナート・パウリスタ 2024