Campeonato Brasileiro Serie A 2023ブラジル全国選手権 1部 2023

11月28〜30日に行われたカンピオナート・ブラジレイロの第37節。サンパウロ州の州都サンパウロで行われた「パウメイラス×アメリカ・ミネイロ」は、パウメイラスが快勝した。

試合はパウメイラスが開始直後に先制。右サイドからのフリーキックは相手にクリアされたが、こぼれ球を拾うと最後は17歳のブラジル代表FWエンドリッキがペナルティアーク付近で左足を振り抜き、ゴールに流し込んだ。キックオフから90秒後の出来事だった。

パウメイラスは4分にカウンターでキーパーと1対1になった元アルビレックス新潟のブラジル代表FWホニが、ペナルティエリアの外まで飛び出したキーパーの右膝と右肩が衝突してうずくまるアクシデントも。幸い大事には至らず、ホニは治療してピッチに戻った。

首位と最下位の対決は、言わずもがな前者が圧倒的に攻め込んでいく展開に。すると40分、左サイドからハファエウ・ベイガが上げたフリーキックを下がりながらクリアしようとしたエデルが右足で蹴り損ね、左足に当たったボールは詰めていたキーパーの股間を抜いてゴールに転がしてしまった。パウメイラスはオウンゴールで追加点を得た。

後半も主導権はパウメイラスにあり、決めきれないながらも何度も決定機を演出していった。すると88分、ジャイウソンとのワンツーで左サイドを上がったウルグアイ代表DFホアキン・ピケレスが左足で折り返すと、ホセ・マヌエル・ロペスが左足で合わせてゴールに流し込んだ。

さらにパウメイラスは後半のアディショナルタイムにも、コーナーキックからジャイウソンが頭で折り返して、最後はホセ・マヌエル・ロペスがこの日2点目のゴールをヘディングで決めて試合を締めくくった。

快勝したパウメイラスは、優勝争いの混戦から頭ひとつ抜け出して2位に勝ち点3差をつけた。残り2節。次節も勝った場合は、ボタフォゴ、アトレチコ・ミネイロ、フラメンゴの結果次第で優勝が決まる可能性もある。

カンピオナート・ブラジレイロ 2023　第37節　（2023/11/29）
パウメイラス	4-0	アメリカ・ミネイロ
ウェベルトン	GK	ジョリ
マルコス・ホッシャ ナビス ムリーロ ホアキン・ピケレス	DF	ホドリギーニョ ダニーロ・アベラル ジュリオ （イアゴ・マイダーナ） エデル （アレ） マルロン
ゼ・ハファエウ （ジャイウソン） リチャール・リオス ハファエウ・ベイガ	MF	ルーカス・カウ エマヌエル・マルティネス  （マルティン・ベニーテス ） ジュニーニョ
エンドリッキ （ホセ・マヌエル・ロペス） ホニ （アルトゥール） ブレーノ・ロペス	FW	フェリッピ・アゼベード （エベラウド） ゴンサーロ・マストリアーニ  （ヘナット・マルキス）
エンドリッキ　01 （オウンゴール）エデル　39 ホセ・マヌエル・ロペス　88 ホセ・マヌエル・ロペス　90+2	ゴール
リチャール・リオス ナビス	イエロー カード	ジュリオ エデル
アベル・フェレイラ	監督	ジオゴ・ジャコミーニ
主審：　ウィウトン・ペレイラ・サンパイオ 会場：　アリアンツ・パルキ　（サンパウロ）