FIFA World Cup 2014 FIFAワールドカップ 2014 ブラジル大会

▲サンパウロの位置
ブラジルのスポーツ先史学について明確に述べるのは困難なことである。最新の調査ではリオ・デ・ジャネイロがブラジルサッカーの起源という発表がなされているが、それ以前は長きに渡ってブラジルサッカーの起源はサンパウロとされてきたからだ。

サンパウロにサッカーが伝来したのは1894年。サンパウロ州出身で英国系二世のチャールズ・ミラーという青年が、イングランドで10年間の学生生活を経て「フットボール」というスポーツを知り、サッカーボールを携えてサンパウロに帰国したことに端を発する。
ミラー氏は帰国後、サンパウロ市内に簡単なグラウンドを作ってブラジルにサッカーを普及させる活動を始めた。そして、1895年4月14日には英国人によって結成された2チーム「サンパウロ鉄道×サンパウロガス会社」による対戦が、サンパウロにおける初のサッカーの試合と言われている。

サンパウロのサッカー史上最も古いクラブチームは前述のチャールズ・ミラー氏が1888年に設立した「サンパウロ・アスレティック・クラブ(SPAC)」。ポルトガル語の「クルービ・アトレチコ」ではなく、あくまで「アスレティック・クラブ」であるところに英国人が創設した残り香が漂う。その後1902年に始まったサンパウロ州選手権で、SPACは3連覇を成し遂げた。コリンチャンスが創設されたのはそれ以降の話である。

サンパウロ州の4大クラブチームが創設された順は、コリンチャンス(1910年)、サントス(1912年)、パウメイラス(1914年)、サンパウロ(1935年)。サンパウロの創設がやけに遅いように見えるが、1900年に創立された高級スポーツクラブ「クルービ・アトレチコ・パウリスターノ」のサッカー部門が独立したものであるため、特段歴史が浅いわけではない。

▲ワールドカップに備えて建設工事が進むアレーナ・ジ・サンパウロ
同州で活躍した選手の中で史上最高の選手は、言わずもがなサントスのペレ(出身はミナス・ジェライス州)。ガリンシャとともに3度のワールドカップ優勝という輝かしい記録を打ち立てた「サッカーの王様」であり、ペレを尊敬する人は世界中に点在する。

同州最大のスタジアムはモルンビーであるが、来年のワールドカップ開催に向けて着々と建設が進められているのは「アレーナ・ジ・サンパウロ」という新スタジアム。大会終了後には、コリンチャンスがホームスタジアムとして利用する予定になっている。

同州が生んだスター選手はヒベリーノ、ソクラテス、ヒバウドなど蒼々たる顔ぶれだが、今最も注目されているサンパウロ州のスター選手はネイマールをおいて他にはいない。
セレソンを応援するすべての人たちの夢を乗せて、ネイマールが躍動する姿を新スタジアムで堪能してみたい。

名称 アレーナ・ジ・サンパウロ(仮称)
収容人数 65,807
コートの広さ 110m×75m
開催予定試合 グループリーグの4試合、決勝トーナメント1回戦、準決勝
ホームチーム サンパウロ、パウメイラス、コリンチャンス、サントス
街の人口 11,244,369
オススメ観光地 サンパウロ大聖堂、悪魔の洞窟(鍾乳洞)、イビラプエーラ公園、ジュリオ・プレステス駅 など
2013.01.26
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